経済産業省は、衛星データプラットフォームの利用促進の一環として、第3回衛星データ分析コンテスト「Tellus Satellite Challenge」の参加募集を10月4日から開始した。募集期間は11月30日まで。なお、協賛はさくらインターネット。


 経済産業省では、衛星データを活用したビジネス創出を促進するため、2018年度から「政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」を実施。ユーザーにとって使いやすい衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」の開発を進め、19年2月にプロトタイプ版をリリースした。

 事業の一環として開催する衛星データ分析コンテストは、衛星データを分析・活用できる人材を育成・発掘することを目的としている。

 今回のコンテストテーマは「SARデータを用いた海氷領域のセグメンテーション」。現在、海上保安庁第一管区は、北海道周辺海域の海氷による海難防止などを目的として海氷情報を提供しており、航空機、巡視船艇による海氷観測だけでなく、人工衛星による海氷観測画像の解析も実施している。人工衛星は一度に広範囲の海面の様子を把握することが可能な有用なデータだが、昼夜、天候に依らず撮影可能な合成開口レーダー(SAR)のデータから海氷領域を判読するには高度なスキルが必要になる。

 コンテストでは、SARデータから海氷領域をより高い精度で検出するアルゴリズムの開発を目指す。使用するデータは、北海道周辺海域で陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)搭載PALSAR-2による観測データ。

 優れた検出精度を備えたアルゴリズムの開発者を表彰するとともに、そのアルゴリズムをTellusで利用できる形で公開する。参加費は無料で、賞金は1位が100万円、2位が60万円、3位が40万円。審査結果は20年1月下旬発表予定。