東京大学の学生らにより発足したAIベンチャー企業のTRUST SMITH(渡辺琢磨社長)は、発電施設ディベロッパー大手と共同開発を行い、太陽光パネルの亀裂をドローンを用いて検知するAIシステムを世界で初めて開発した。この開発により、発電施設現場の深刻な人手不足や膨大な点検費用などの課題解決が可能となり、世界中への太陽光パネルの普及を促進できるという。


 太陽光パネルの故障は、ホットスポットによる故障と、パネルガラス割れによる故障の2種類がある。ホットスポットによる故障は、赤外線サーモグラフィなどを用いた従来の検知方法により未然に防ぐことができる。しかし、パネルガラス割れによる故障は、故障の原因となる傷が極めて微細なため、従来の方法では検知することができず、作業員による定期点検が必要だった。
 
これまでの点検作業

 TRUST SMITHは、最先端異常検知AI技術を用い、新たなパネル亀裂検知ドローンを開発。システムを活用することで、点検作業の省人化や点検コストの削減ができる。また、点検が安価になったことで、パネル点検の頻度を高め、太陽光パネルの安全性が担保できるようになるという。
 
システムを導入した場合の点検作業