日立システムズ(北野昌宏社長)とソフトビル(緒方良代表取締役)、オンキヨー(大朏宗徳社長)の3社は12月6日、JAおきなわ中部地区の協力を得てスマート農業の推進を目的とした音声入力システムの実証実験を、来年1月から3月まで実施すると発表した。

実証実験のイメージ図

 今回の実証実験は、日立システムズが企画から実施、課題抽出などの取りまとめを担当し、ソフトビルが農業向けに特化して開発した業務改善プラットフォーム「FarmBOX」と、オンキヨーが開発したハンズフリーのネックスピーカー型デバイスを含む「対話音声テキスト化システム」を活用して実施する。

 具体的には、農業指導員がネックスピーカー型デバイスを装着し、担当農家との会話内容を音声情報として取得し、自動的にテキスト化する。その後、農作物の育成状況や育成ノウハウに関する部分をデータベースに登録することで、農業現場での音声によるデータ取得の可能性、音声入力の実用性、デバイスの装着負荷、システムの使用負荷などを確認する。

 今後3社は、実証実験を通じ特定の地域や現場に限らず利用可能な音声入力システムの構築を推進。農業分野でのデータ入力作業負担の軽減や作業記録のデジタル化、ナレッジのデータベース化による収穫予想の精度向上を通じて、市場価格の安定化、産地全体の生産量安定化の実現を目指す。