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アリババクラウド、DB製品やセキュリティ製品などを日本で提供

2020/05/21 17:06

 アリババグループのデータインテリジェンスの中枢であるアリババクラウドは5月20日、主要なデータベースプロダクト「ApsaraDB for PolarDB」、強化したセキュリティプロダクト「Web Application Firewall」、ネットワーク高速プロダクト「Global Acceleration」の提供を日本で開始したと発表した。

「ApsaraDB for PolarDB」のWebページ

 今回提供する新製品は、アリババのプラットフォーム上で行われる日々の業務や、アリババが開催する大規模なイベントを支える主要技術として活用されているもの。アリババクラウドでは、日本市場での展開に向けて、ローカルのITサービス・パートナーと提携し、とくにゲーム、Eコマース、オンライン・メディアなどの業界で、費用効果と信頼性が高く、そして管理しやすいクラウドベースのサービスを求めている顧客向けに、新製品を活用したサービスを提供していく。

 ApsaraDB for PolarDBは、アリババクラウドのリレーショナル・データベース・サービス。同サービスは、昨年の「アリババ・グローバル・ショッピング・フェスティバル」でピーク時に毎秒8700万件のリクエストを処理するなど、高い弾力性と信頼性を兼ね備えたクラウドネイティブのデータベースとして、アリババの電子商取引プラットフォームの運用を支える重要な役割を担っている。

 優れたストレージとコンピューティング性能をもつApsaraDB for PolarDBクラスターは、最大100テラバイト(TB)のストレージ容量と最大で16ノード構成が可能。MySQL、PostgreSQLとの完全な互換性、Oracleとの高い互換性をもち、コンテナ仮想化技術や共有・分散型クラウドストレージ技術を利用して、CPUやメモリを容易に拡張することができる。

 Web Application Firewall(WAF)は、アリババクラウドの社内クラウド・セキュリティ・インテリジェント・コンピューティング機能を活用して、サイバー攻撃やデータ漏えいを防ぐクラウドネイティブのセキュリティ・サービス。Alibaba Cloud WAFでは、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)、一般的なウェブサーバープラグインへの脆弱性、トロイの木馬のアップロード、コアリソースへの不正アクセス、その他一般的なOWASP(Open Web Application Security Project)攻撃を防御することができる。

 昨年のアリババ・グローバル・ショッピング・フェスティバルでは、プラットフォーム上で行われたすべてのリクエストに対してセキュリティ・チェックを行った。この大規模なオンライン・ショッピング期間中でも、強力な検知能力と弾力性のある技術アーキテクチャーによって、ダウンタイム・ゼロを実現している。

 Global Acceleratorは、企業のグローバルなインターネット接続をサポートするネットワーク高速化サービス。グローバル展開するゲームやメディア企業は、信頼性が高く、混雑のないアリババクラウドのグローバルネットワークに支えられたGlobal Acceleratorを利用して、世界中のユーザーに高速なネットワーク体験と超低遅延伝送を提供できるようになる。

 数分以内に有効化できるため、さらに迅速でコスト効率に優れたサービス導入が可能。また、オーディオやビデオなどさまざまなファイルタイプの送信を高速化し、リモート会議、オフィスオートメーション、ウェブサービス高速化、在宅勤務などのシナリオで、異なるリージョンにある多国籍企業のチーム間のコミュニケーションを向上することができる。
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外部リンク

アリババクラウド=http://www.alibabacloud.com/