アルプスシステムインテグレーション(ALSI、永倉仁哉社長)は、新たにAIインフォマティブコミュニケーションサービス事業(AICS事業)を立ち上げ、SaaS型サービス「InterPlay Elastic Frameworkサービス」の提供を6月11日に開始した。第一弾として、AIサイネージソリューションを提供する。

「InterPlay Elastic Frameworkサービス」イメージ図

 「インフォマティブコミュニケーション」はALSIによる造語。「知識・情報を与える、有益な」という意味をもつインフォマティブと、それらの有益情報を伝達する、すなわちコミュニケーションすることにより、単なる情報活用にとどまらず、情報を資産化し、活用していくことを意味している。

 ALSIでは、AIを活用したチャットボットサービスを展開しているほか、セキュリティ製品のデータベース構築にもAIを活用してきた。今回、19年末にインタープレイテクノロジーから譲渡を受けた、AIやアバターなどを活用したコミュニケーションサイネージ事業でのAI技術と、ALSIの技術とを組み合わせることにより、新たな分野への展開が可能となった。

 とくに、16年からALSIが展開しているIoT事業との融合では、コミュニケーションサイネージを通じて、コンテンツと消費者の行動、両方の分析を実現する。さらに分析データをERPシステムやCRMと連携することで、経営に直結するマーケティングソリューションの提供を可能とし、活用領域を広げることができる。

 また、ALSIが提供するAI対話エンジンを搭載することで、さらに人に近いコミュニケーションも実現する。これらの新たな技術を、エッジとクラウド上で分析処理することにより、処理速度の向上やバージョンアップの際の提供簡素化、サービス利用事業者のビジネス改善を実現できるサービスプラットフォーマーを目指して、AICS事業を進めていく。

 今回のInterPlay Elastic Frameworkサービスでは、AI音声認識、顔認識年代性別判定、多言語音声合成など利用者の用途に応じて、多様な機能のなかから組み合わせて利用することで、多様なソリューションを実現する。

 第一弾のAIサイネージ分野では、主に「アバターによる音声対応」「遠隔地からのオペレーターによる接客」「対面での直接接触をともなわない非接触での双方向コミュニケーション」の3つの機能を提供していく。