日本システムウエア(NSW)は、製造業向けデジタル生産支援システム「digicell(デジセル)」Ver5.0の提供を3月1日に開始した。

「digicell」Ver5.0

 digicellは、セル生産の現場で作業者に対し、動画・画像・音声などを用いて作業内容のナビゲートや作業実績を収集するシステム。また、治工具や部品棚と連携し、部品の取り間違いや取り忘れ、ネジの締め忘れなどのチェックを行う。これらの機能により、作業者の教育工数削減や技術伝承、人的ミスの抑制などの効果が得られる。

 今回のバージョンアップでは、同社がプラチナ販売代理店を務める産業用スマートグラス「RealWear(リアルウェア)」との連携をはじめとする機能拡張を行った。RealWearは、防水・防塵・高耐久性や音声認識による完全なハンズフリー操作、各種対応アプリケーションによる外部ツール連携が可能な産業現場向けのスマートグラス。RealWearと組み合わせることで、セル生産だけでなくライン生産やメンテナンス業務でもdigicellの手順情報を利用した遠隔からの作業指示や音声による実績管理機能が利用できるようになった。

 具体的には、RealWear対応のAndroid版digicellアプリケーションをリリース。RealWearにdigicell連携アプリをインストールすることで、作業ナビゲートや実績収集、検査、機器連携によるトルク値検査機能といったdigicellの機能を、RealWearの特徴である完全音声操作を用いて利用することができる。PCやディスプレイ、マウスなどのハードウェアが不要となるため、セル生産以外の生産現場やメンテナンス業務など、さまざまな現場でも活用できる。

 また、PC版digicellと機能連携が可能なため、既存のdigicellユーザーは導入が容易で、PC版とAndroid版双方のメリットを享受することができる。

 このほかに、PC版digicellの各種機能強化と改善を実装した。音声操作機能(オプション機能)の追加搭載でPC版でもハンズフリーによる操作を行うことができる。