Blue PrismとAmazon Web Services(アマゾンウェブサービス、AWS)は、インテリジェントオートメーションの提供方法に変革をもたらすため、複数年にわたるグローバルな戦略的提携契約を交わした。


 この提携により、これまで両社が提供してきた、コンタクトセンターでの顧客対応の360度ビューを可能にする「Blue Prism Service Assist」などの幅広い自動化ソリューションを拡充した。Blue Prismは、AWS上でSaaS(Software as a Service)を今後構築していくとともに、AWSのインテリジェントオートメーションチームと緊密に連携し、Blue Prismのデジタルワーカーの知能とアクセシビリティを向上していく。これによって、デジタルワーカーは、Amazon Machine Learning(Amazon ML)スタックがもつ充実した機能を活用できるようになる。

 また、今回の提携の一環としてBlue Prismは自社のデジタルワーカーとAWSのオムニチャネルクラウドコンタクトセンターであるAmazon Connect、Amazon ChimeなどのAWSのプロダクティビティ製品、Amazon LexやAmazon TranscribeなどのAWSの人工知能とAmazon MLサービスなど、AWSのアプリケーションやサービスとの統合を加速していく。両社とも、顧客に確かなメリットをもたらす業界別のユースケースをサポートする協業体制の構築を目指す。

 22年にAWS Marketplaceでの提供が予定されているBlue Prism On Demandは、従量課金方式の価格モデルで利用できる、オンデマンド型インテリジェントオートメーションソリューション。この新しいサービスにより、企業はインテリジェントオートメーションのニーズを評価し、業務プロセス全体の価値とROIを高め、自動化プロジェクトの規模をこれまで以上に簡単に拡大できるようになる。

 例えば、世界的な外食産業向け流通企業であるSyscoでは、さまざまな文書から印字、手書き文字、データを自動的に抽出できるAmazon Textractを利用して、デジタルファクスで受信した顧客からの注文処理を自動化できるようになった。これで注文入力のミスが劇的に削減され、またSyscoのスタッフが残業してミスを修正する必要がなくなった。Syscoの自動化プログラムは、全社にこうしたメリットをもたらしており、60台のデジタルワーカーを運用して、620万件のトランザクションを処理し、25万時間以上の労働時間を社内に還元している。