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セールスフォース/タブロー クラウド重視の姿勢を鮮明に 「Tableau Cloud」を発表
2022/06/16 16:00
週刊BCN 2022年06月20日vol.1927掲載
米セールスフォースは、SaaS型データ分析プラットフォームの次世代版となる「Tableau Cloud」を発表した。従来のSaaS製品「Tableau Online」をリニューアルするとともに名称を変更した。6月7日にセールスフォース・ジャパンが開催した記者向け説明会で、米本社のフランソワ・エージェンスタット・最高製品責任者(CPO)は、新規顧客の7割がクラウド版を選択し、オンプレミス版からの切り替えも進んでいると述べ「クラウドこそが私たちの未来だと考えている」と強調。クラウドでの製品展開を重視していく姿勢をあらためて明確にした。
次世代版の特徴について、エージェンスタットCPOは「従来品より、さらにパワフルとなり、拡張性も高い」と説明。クラウド製品が選ばれている理由に関しては「インフラ管理の必要がなく、自動的に(性能や処理能力を)スケーリングできる。その時点での最高レベルのセキュリティにも対応し、新機能もリリースされた瞬間から利用できる」とした。オンプレミスやパブリッククラウド向けのユーザーへのサポートは「続けていくスタンス」としながらも、市場ニーズはクラウドへ強く傾いているとの見方を示した。
説明会では、プラットフォーム全体における新機能が解説された。データ分析を補助する「データストーリー」は、ダッシュボード上にAIが自動的に説明文を記述し、分析結果をどう読み解けるか示唆してくれる。「モデルビルダー」はBIのデータを基にした予測モデルの構築をプラットフォーム上で行える。Einstein Discoveryエンジンによって機械学習のプロセスの多くを自動化でき、コーディングなどのスキルがなくとも機械学習による予測を可能とする。このほか、「Tableau Accelerators」と呼ばれる事前構築済のダッシュボードも紹介された。
販促面では、スノーフレイクとの連携により、スノーフレイク利用者へのTableau Cloudライセンス付与などをはじめとするプロモーションに取り組むとした。
セールスフォース・ジャパン常務執行役員の佐藤豊・Tableau事業統括カントリーマネージャーは、データを理解することがかつてないほど重要視される時代になったと指摘。その上で「(タブローの)セールスフォースへの参画によって、データを誰でもどこでも利用できるようになりつつある。われわれが目指している価値観は一緒だ」と述べた。
(藤岡 堯)
米セールスフォースは、SaaS型データ分析プラットフォームの次世代版となる「Tableau Cloud」を発表した。従来のSaaS製品「Tableau Online」をリニューアルするとともに名称を変更した。6月7日にセールスフォース・ジャパンが開催した記者向け説明会で、米本社のフランソワ・エージェンスタット・最高製品責任者(CPO)は、新規顧客の7割がクラウド版を選択し、オンプレミス版からの切り替えも進んでいると述べ「クラウドこそが私たちの未来だと考えている」と強調。クラウドでの製品展開を重視していく姿勢をあらためて明確にした。
次世代版の特徴について、エージェンスタットCPOは「従来品より、さらにパワフルとなり、拡張性も高い」と説明。クラウド製品が選ばれている理由に関しては「インフラ管理の必要がなく、自動的に(性能や処理能力を)スケーリングできる。その時点での最高レベルのセキュリティにも対応し、新機能もリリースされた瞬間から利用できる」とした。オンプレミスやパブリッククラウド向けのユーザーへのサポートは「続けていくスタンス」としながらも、市場ニーズはクラウドへ強く傾いているとの見方を示した。
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