Arcserve Japanは1月23日、統合データ保護ソリューションの新バージョン「Arcserve Unified Data Protection9.0(Arcserve UDP9.0)」の受注を開始した。セキュリティ機能の強化や、データベースバックアップの強化、管理機能の拡充が特徴で、最新のプラットフォームへの対応も強化している。同社は、多発するランサムウェア攻撃から企業の重要データを守り、事業の継続を支援する考え。
Arcserve UDPは、システム全体をバックアップするイメージバックアップサービスに、Arcserve Backup、Arcserve Replication&High Availabilityを統合した同社の主力ソリューションとなる。
江黒研太郎 社長
Arcserve UDP9.0ではセキュリティ機能をさらに充実させ、バックアップデータが健全であることを自動で確認できる「アシュアードリカバリ」機能が、上位ライセンスであるPremium、Premium Plus Editionだけでなく標準ライセンスのAdvanced Editionにも実装された。加えて、バックアップデータの暗号化で使用する、セッションパスワードのエクスポート、インポートが可能となり、パスワード管理をより強化できるようになった。
データベースバックアップも拡充し、「MicrosoftSQL」データベースの復旧をより簡単かつ柔軟にするため、任意の時点に復旧することができる機能を搭載した上、復旧状態の指定やデータベースの整合性チェック、異なるインスタンスへの復旧などを実施できるよう改善した。さらに、「Oracle Recovery Manager」と連携して「Oracle Database」のバックアップも可能となった。
管理機能に関しては、顧客の要望を受け手動バックアップで取得したバックアップデータを削除できるようにしたほか、完了と失敗の2通りだったジョブステータスに「未完了」を加え、より詳細にジョブの状況を把握しやすくした。
このほか、「VMware vSphere8.0」「AlmaLinux」「Rocky Linux」といったプラットフォームをサポート対象に追加する。
Arcserveがグローバルおよび国内で実施した独自調査によると、対象企業の約半数がランサムウェアの被害を経験していることが明らかになったという。Arcserve Japanの江黒研太郎・職務執行者社長は「今年はArcserve UDPをはじめとした製品群を生かし、イミュータブルストレージ、クラウド、テープの三つの方法から、お客様のシステム規模や運用、コストに合った構成で、データの二重化を訴求していく」と語った。
価格は、永久ライセンスが11万6000円(税別)からで、サブスクリプションは1年間で3万9200円(同)となっている。
(大向琴音)