米Box(ボックス)の日本法人Box Japanは10月12日、創立10周年記念式典を都内で開催した。パートナーや顧客約250社が集まる中、古市克典代表取締役社長は「これまでの成長は、パートナーはじめ協力していただいた皆さんのおかげ。次の10年でさらなる成長を目指したい」と述べた。
数字を示し10年の歩みを紹介する古市克典社長
同社は2013年に設立。10年の歩みを紹介した古市社長は「当初は3社のパートナーから始まったが、現在は約300社まで販売網が広がった。皆さんのおかげで飛躍的に成長してきた」と感謝した。
また、日本がグローバルの売り上げの19%を占めていることに触れ「Boxにとって日本は特別で重要な市場だ。今後は日本の生成AIベンダーとの連携を進めていきたい」と方針を語った。古市社長は、同社の1次代理店7社と一緒に鏡割りをして10周年を祝った。
式典では、Boxの最新機能についての紹介もあった。コンテンツのレビューや情報の要約などに活用が期待される「Box AI」は、β版を11月からエンタープライズ向けのプランで提供する予定とした。また、コンテンツをノーコードで迅速に構築できる「Box Hubs」は来春以降にスタートすると説明した。(堀 茜)