アイ・オー・データ機器は、PCの買い替えに伴うデータ移行を簡単に行えるツールを内蔵した外付けSSD「SSPD-SUTC／Sシリーズ」と外付けHDD「HDPD-SUTC／Sシリーズ」を9月下旬に発売する。「Windows 10」のサポート終了（EOS）でPCのリプレースが本格化することを見据え、高度なPCスキルを持たないエンドユーザーでも新たなPCにデータを移行できる機能を搭載した。
 
　USB接続（USB 3.2 Gen1 5Gbps対応）のポータブルSSD／HDDで、同社が新たに開発したデータ移行ツール「Sync Connect＋ データ移行マネージャー」が出荷時からインストールされている。本製品をデータ移行元の旧PCに接続すると、自動的に同ツールが起動し、対話式のメニュー画面を操作していくだけで旧PCのデータをバックアップする。次に、データ移行先となる新PCに接続し、同様にメニュー操作を行うことで、「ドキュメント」などのユーザーフォルダーの内容を移行できる。旧PCからは全データがバックアップされるので、ユーザーフォルダー以外に保存されている任意のデータの移行も追加操作により可能。

　また、データ移行後にバックアップ用ドライブとして利用するための定期バックアップ機能も搭載。バックアップ実行時以外は自動的にドライブをシステムから論理的に切り離す「あんしんオートロック機能」を備えており、万が一ランサムウェアに感染した場合も、次回のバックアップまでにドライブをPCから取り外すことでデータを守ることができる。

　SSDは500GB／1TB／2TB、HDDは1TB／2TB／4TBの各容量を用意し、価格はSSDが2万4310円から、HDDが1万9360円（ともに税込）から。SSDは受注生産で4TB／8TBも提供可能。同社の法人向け製品販売パートナーや、家電量販店を通じて販売する。
（日高 彰）