鈴与シンワートは、運転前アルコールチェック＆検温クラウドサービス「あさレポ」が、エレコムが提供する「エクリア上腕式血圧計シリーズ（HCM-AS01BTWH）」とサービス連携することを発表した。同時に、あさレポに「運転免許証携行確認機能」を追加した。いずれも12月11日から提供を開始した。


　国土交通省が2020年2月に行った「プロドライバーの健康管理・労務管理の向上による事故防止に関するセミナー」資料の「健康起因事故の現状と国の取組について」によると、ドライバーの健康状態に起因する事故報告件数は増加傾向にある。

　鈴与シンワートでは、21年12月からあさレポを提供しており、23年6月には体の健康に加え、心の健康をチェックする「体調記録機能」を運転日報オプションに追加した。アルコールチェック義務化への対応と同時に、ドライバーの健康状態管理を提供してきたが、今回、血圧計とのサービス連携でドライバーの健康管理をさらに強化し、交通事故ゼロ社会の実現へ向けて支援していく。

　エレコムのエクリア上腕式血圧計シリーズ（HCM-AS01BTWH）は、コンパクトに持ち運べるBluetooth対応チューブレス上腕式血圧計。Bluetooth接続で測定データを簡単に送信することができる。

　また、あさレポに追加した運転免許証携行確認機能は、ドライバーがあさレポアプリで運転前アルコール測定時にスマホなどのカメラに映した運転免許証をOCRスキャンすることで運転免許証を携行していることを安全運転管理者確認する機能。OCRスキャンは、画像内のテキストを認識して文字データに変換する方式で、運転免許証の画像をクラウドサーバーに保存しないため、個人情報の保護も万全となっている。

　ドライバーの操作は、運転前に「あさレポ」アプリを起動して運転免許証をスマホのカメラに映すだけ。安全運転管理者は、簡単便利にアルコールチェックと運転免許証の携行の確認ができる。