オービックビジネスコンサルタント（OBC）は6月23日、仙台銀行と協業し、宮城県の顧客を中心に地域経済の発展に向けたDX支援を実現するため、ビジネスマッチング契約を締結したと発表した。

　近年、景気回復基調にあるが、中小企業では慢性的な人手不足や業務の属人化などにより、業務効率や生産性向上が喫緊の課題となっている。こうした状況のなかで地域企業は新たな取り組みを模索している状況にある。今回の協業は、地域経済の活性化と中小企業の競争力強化を進める両者の理念が一致した結果で、今後は共同でセミナーや導入支援活動を展開し、地域全体のDX推進を加速していくとともに、顧客サービスの向上を目指す。

　仙台銀行は、地域金融機関としての役割を果たすべく、地域企業の経営基盤強化と持続的成長を支援するための活動を続けており、OBCは、長年にわたる企業向けソフトウェアの開発と提供によって蓄積した技術力とノウハウを終結した「奉行クラウド」で協力する。

　具体的には、仙台銀行の顧客と、宮城県を中心とする中堅・中小企業へ業務クラウドサービスを通したDXを実現する体制・仕組みの構築を提案する。また、変化の激しい制度改正やデジタルニーズにともない、セミナーなどを通じて顧客に最新の情報を発信していく。