週刊BCNは6月27日、関西地方でIT製品・サービスの販売に携わる事業者に向けたセミナー「週刊BCN 全国キャラバン2025 in 大阪」を大阪市内で開催した。生成AIの普及によりビジネスの未来はどのように変わるかを識者が講演し、セキュリティー対策やシステム開発などを支援するソリューションを提供する5社が自社の商材を紹介した。
Synology Japan 営業部の斉藤怜平・セールスプロジェクトマネージャーは「新たなバックアップ革命!ランサムウェア暗号化攻撃から企業を守る最先端対策」と題し、同社のデータ保護アプライアンス「ActiveProtect」について説明した。バックアップにおいては、三つのコピーを2種類のメディアに保存し、うち一つはオフサイトに保存する「3-2-1ルール」を遵守することが推奨されているが、斉藤マネージャーは「コストや手間から、すぐに実践に移すのは難しいのが現状」と指摘する。ActiveProtectは、NASベンダーとしての同社の20年以上のノウハウを反映したアプライアンスで、ストレージだけでなくソフトウェアも搭載済み。必要なデータ容量を選ぶだけで構成が確定し、導入後は専門知識を持たないユーザーでも簡単に運用できるのが特長となっている。
Synology Japan
斉藤怜平
セールスプロジェクトマネージャー
Blue Planet-works マーケティング部の坂本健太郎・部長は、「今フォーカスするべきセキュリティビジネスとは? -シンの事業継続を実現するAppGuardの概要と導入事例のご紹介-」の表題で、同社の国産エンドポイントセキュリティー製品「AppGuard」を紹介した。現在は多くの中小企業がセキュリティー対策の必要性を認識しているが、坂本部長は「経営者の方には『セキュリティー対策をいつまで続けなければならないのか』との思いがある」と話し、脅威と対策が“いたちごっこ”になっているのが現状とした。AppGuardは、マルウェアの侵入を検知するのではなく、有害なプログラムの動作を未然に阻止することでシステムやデータを保護する製品で、未知の脅威に対応できることや、運用担当者の負荷を減らせることが特長。低コストで事業継続を実現するソリューションとしてアピールした。
週刊BCNの次回イベントは「週刊BCN 全国キャラバン 2025 in 札幌」として、8月8日に札幌市内のACU札幌で開催される。
週刊BCNは6月27日、関西地方でIT製品・サービスの販売に携わる事業者に向けたセミナー「週刊BCN 全国キャラバン2025 in 大阪」を大阪市内で開催した。生成AIの普及によりビジネスの未来はどのように変わるかを識者が講演し、セキュリティー対策やシステム開発などを支援するソリューションを提供する5社が自社の商材を紹介した。