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MJS、生成AI活用の問い合わせ対応ウェブサービス「MJS AIアシスト」の提供を開始
2025/07/24 15:07
MJS AIアシストは、顧客が入力した質問に対し、RAG技術を用いてマニュアルやFAQ(よくある問い合わせ)、過去の問い合わせデータ(ナレッジ)の一部など、これまでに蓄積された膨大な情報から関連性の高いものを検索し、適切な回答を生成する問い合わせに対応するウェブサービス。
会計事務所の顧客向けサポートサイト「TVS」からMJS AIアシストを起動し、質問をテキストで入力すると、関連性の高い類似FAQ記事が表示される。そこから画像付きの解説記事を確認し、問題解決を図ることが可能。FAQで解決しない場合には、同画面内にある「AIで回答」ボタンをクリックすることで、AIが生成した回答を引用元のFAQやマニュアルへのリンクとともに得ることができる。また、生成された回答はPDF形式でダウンロードができ、手元資料として活用できる。
なお、リソースの最適化の結果、社内先行利用時(MJS BOT)よりも精度は15%向上、生成スピードは3分の1以下に短縮できたことにより、顧客はストレススムーズに疑問を解決することが可能となる。
MJS AIアシストは、生成された回答に対し顧客から評価をフィードバックしてもらう機能を実装しており、MJS社内で結果を分析し対策を実施することで、継続的な精度向上を図る。また日々更新されるマニュアルやFAQなどの文書は、毎日MJS AIアシストへ自動的に取り込む仕組みを実現しているため、人手を介さずに日に日に回答できる範囲が広がり、回答精度が改善する特徴を持っている。
今後、TVSサイト以外に、会計事務所向けERP製品「ACELINK NX-Pro」からMJS AIアシストを直接起動し、使い方などの疑問が生じた際に、よりスピーディーに自己解決できるようにしていく(9月予定)。さらに、今年度中には企業ユーザーの顧客に対してもMJS A アシストを提供することで、より幅広い顧客のスムーズな問題解決と顧客への付加価値向上に向け取り組んでいく。
MJSでは、電話サポートを中心に年間44万件(24年度実績)を超える問い合わせに対応し、顧客がいつでも安心してMJSシステムを利用できる体制を構築。TVSサイトにはマニュアルやFAQなどのウェブサポートコンテンツも充実させている。製品・サービスの使い方などのサポートを必要とする顧客はFAQを探してから問い合わせをする傾向にあるため、MJS AIアシストによって自然な日本語で質問入力するだけでFAQを探す手間を軽減し、生成AIの回答提示によりスピーディーな自己解決を支援することで、顧客満足度向上と問い合わせ対応業務の効率化を目指す。
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