ニュース

MJS、生成AI活用の問い合わせ対応ウェブサービス「MJS AIアシスト」の提供を開始

2025/07/24 15:07

 ミロク情報サービス(MJS)は、生成AI(Azure OpenAI Service)を活用したチャットボット形式での問い合わせ対応ウェブサービス「MJS AIアシスト」を独自に開発し、MJSの製品・サービスを利用している会計事務所の顧客を対象に、7月23日から提供を開始した。MJS AIアシストは無償で利用でき、製品に関する疑問やトラブルを顧客が迅速に自己解決できるよう支援する。

 MJS AIアシストは、顧客が入力した質問に対し、RAG技術を用いてマニュアルやFAQ(よくある問い合わせ)、過去の問い合わせデータ(ナレッジ)の一部など、これまでに蓄積された膨大な情報から関連性の高いものを検索し、適切な回答を生成する問い合わせに対応するウェブサービス。

 会計事務所の顧客向けサポートサイト「TVS」からMJS AIアシストを起動し、質問をテキストで入力すると、関連性の高い類似FAQ記事が表示される。そこから画像付きの解説記事を確認し、問題解決を図ることが可能。FAQで解決しない場合には、同画面内にある「AIで回答」ボタンをクリックすることで、AIが生成した回答を引用元のFAQやマニュアルへのリンクとともに得ることができる。また、生成された回答はPDF形式でダウンロードができ、手元資料として活用できる。

 なお、リソースの最適化の結果、社内先行利用時(MJS BOT)よりも精度は15%向上、生成スピードは3分の1以下に短縮できたことにより、顧客はストレススムーズに疑問を解決することが可能となる。

 MJS AIアシストは、生成された回答に対し顧客から評価をフィードバックしてもらう機能を実装しており、MJS社内で結果を分析し対策を実施することで、継続的な精度向上を図る。また日々更新されるマニュアルやFAQなどの文書は、毎日MJS AIアシストへ自動的に取り込む仕組みを実現しているため、人手を介さずに日に日に回答できる範囲が広がり、回答精度が改善する特徴を持っている。

 今後、TVSサイト以外に、会計事務所向けERP製品「ACELINK NX-Pro」からMJS AIアシストを直接起動し、使い方などの疑問が生じた際に、よりスピーディーに自己解決できるようにしていく(9月予定)。さらに、今年度中には企業ユーザーの顧客に対してもMJS A アシストを提供することで、より幅広い顧客のスムーズな問題解決と顧客への付加価値向上に向け取り組んでいく。

 MJSでは、電話サポートを中心に年間44万件(24年度実績)を超える問い合わせに対応し、顧客がいつでも安心してMJSシステムを利用できる体制を構築。TVSサイトにはマニュアルやFAQなどのウェブサポートコンテンツも充実させている。製品・サービスの使い方などのサポートを必要とする顧客はFAQを探してから問い合わせをする傾向にあるため、MJS AIアシストによって自然な日本語で質問入力するだけでFAQを探す手間を軽減し、生成AIの回答提示によりスピーディーな自己解決を支援することで、顧客満足度向上と問い合わせ対応業務の効率化を目指す。
  • 1

関連記事

MJS、「ACELINK NX-CE 会計」と「ACELINK NX-Pro 会計大将」が電子記録債権に対応

MJS、「Hirameki 7」の「経営分析プラス」で「AIレポート」機能を提供

MJS、新サービス「MJS DXコンサルティング」の提供を開始

外部リンク

ミロク情報サービス=https://www.mjs.co.jp/

「MJS AIアシスト」=https://www.mjs.co.jp/products/acelink/

週刊BCN×日本HP 特別企画

Windows 10サポート終了
「入れ替え時に今選ぶべきビジネス AI PCとは」

入れ替えるなら スマホのようにどこでもつながるHPのAI PC

× こちらから>>

入れ替えるなら オンライン会議が快適すぎるHPのAI PC

× こちらから>>

入れ替えるなら どこでも持ち歩ける頑丈なHPのAI PC

× こちらから>>

入れ替えるなら セキュリティ対策万全のHPのAI PC

× こちらから>>

入れ替えるなら サステナブル経営に貢献できるHPのAI PC

× こちらから>>