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Keeper、EMA調査で特権アクセス管理製品がトップクラスの評価を獲得
2025/08/19 14:11
PAMを導入している組織のうち、約7割が「認証情報の盗難防止」や「サイバー攻撃への対策」を主な目的としている。こうした背景から、ゼロトラストやゼロ知識といった考え方に基づくソリューションは、継続的な本人確認を行いながら大切なデータを守るうえで、さらに重要になっている。今回、EMAが実施した調査は、主要な八つのPAM製品を実際に使っているセキュリティー担当者の声をもとに分析したもの。KeeperPAMのユーザーは他の製品と比べて導入がスムーズで、ゼロトラストの実践度も高く、全体的な満足度が高いことが明らかになった。
主な調査結果として、KeeperPAMユーザーの75%が「非常に満足」と回答。他社製品では54%にとどまった。他社製品のユーザーの73%が「継続的な問題がある」と回答し、22%は「必要な機能が不足している」と指摘していた。KeeperPAMユーザーの60%が「導入は非常に簡単だった」と回答。他社製品では22%だった。また、KeeperPAM導入に専任スタッフが必要なのは15%で、他社製品では約40%だった。Keeperユーザーで「他の製品への乗り換えを検討している」と回答したケースはゼロ。他社製品では5%が乗り換えを検討中であった。
レポートでは、KeeperPAMのような特権アクセス管理ソリューションが、ジャストインタイムプロビジョニング、リモートブラウザー分離、エンドポイント特権管理、特権セッションのモニタリングといった高度な機能を備えている点にも注目している。これらの機能によって、共有アカウントの廃止、最小権限アクセスの徹底、そしてアカウントの作成から削除まで、特権のライフサイクル全体を自動化することが可能となる。
従来型のオンプレミス型PAMソリューションは、複雑なシステム連携に課題を抱えることが多く、運用には多くの人的リソースを必要とするケースも少なくない。一方、KeeperPAMはクラウドネイティブな設計によって、IDプロバイダアプリケーション、多要素認証(MFA)、SIEMとの連携をシンプルにし、導入の手間を大幅に軽減する。その結果、運用負荷が減り、セキュリティーチームは受け身の対応から、より積極的なリスク対策へと注力できるようになる。
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