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Keeper Security、CTCを通じてパスワード管理と特権アクセス管理の提供を開始
2025/07/29 14:11
このパートナーシップにより、国内におけるEPMやKeeperPAMをはじめとするゼロトラスト対応の製品・サービスを幅広く取り揃え、導入支援から技術サポート、ユーザートレーニングまでの包括的な体制を整えた。また、導入後も継続的なサポートを通じてゼロトラストの実現を支援する。両社は今後も連携し、企業のサイバーセキュリティー強化とDX推進に貢献していく。
Keeperのソリューションは、ゼロトラストとゼロ知識暗号化モデルに基づいてパスワードと特権アクセスを管理するSaaS型のサービス。ゼロ知識暗号化モデルは、利用者のデータをデバイスレベルで暗号化・復号するセキュリティーモデルで、利用者本人のみがアクセス可能な保管庫(ボルト)を使用し、パスワードや証明書など本人に関連する認証情報を脅威から保護する。なお、サービス基盤は数多くのセキュリティー認証資格を取得しており、高いセキュリティー基準で企業情報を保護する。
EPMは、AIが入力支援機能として動作し、ウェブサイトやアプリケーションに対して、パスワード、パスキー、2要素認証(2FA)コードを即座に自動入力する。ログインID、パスワード、正規のアクセス先を一つの情報として暗号化し、ブックマークのように管理することで、不正なサイトへの入力を防ぎ、利便性とセキュリティーの両立を実現する。このプラットフォームは、シングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)を含む多層防御に対応しており、オンプレミス環境やプライベートクラウドとの統合も可能となっている。
KeeperPAMは、ネットワークに接続されたサービスやデータベースなど、特権アカウントのアクセスをリアルタイムで監視・分析する。AIを活用して、不正な行動や異常を学習し、リアルタイムで検知して管理者にアラートを送信するとともに、不要なアクセス権限の取り消しを推奨する。また、強力なパスワードを自動生成し、スケジュールに基づいて自動的にローテーションすることもできる。
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