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セゾンテクノロジー、国内大手SaaSと共同でSAPユーザー向けERPのモダン化を推進
2025/08/25 15:57
国内エンタープライズ企業が利用するERPのなかで、多くのシェアをもつ「SAP ERP 6.0(ECC 6.0)」は2027年に標準サポートの終了を迎え、管理会計など企業の各業務を支える基幹システム全体の今後運用が課題となっている。オプションの延長保守サービスが30年末まで提供されるものの、ここ数年でタイミングを迎えるSAP ERPの移行や、保守のコストなども含めたシステム設計の検討や実行が急務となっている。
SAPユーザーが基幹システムであるERP本体の機能アドオンを極力減らして構築することで、将来のバージョンアップの負担を軽減できることがERPのモダン化のメリットとなる。ERPのローカライズスケジュールに依存することなく、利便性が高く日本の商慣習やデータ構造にも適応する国内事業者のSaaSとiPaaSを採用して疎結合に連携させることで、基幹システムのモダン化を実現できる。
今回、ウイングアーク1st、エイトレッド、サイボウズの3社は、BI・DWH・帳票、ワークフローや基幹システムの代替など、各社SaaSの機能を生かして既存基幹システムの分野や業務ごとにシステムをオフロードする。セゾンテクノロジーは、iPaaSであるHULFT Squareのデータ連携機能によって、基幹システムであるSAPと各社のSaaSとの疎結合の役割を担い、基幹システム群として連携する。
なお、これら SaaSとiPaaSを疎結合・データ連携したオフロード構成は、今後ERPのモダン化ソリューションとして、ERP構築のパートナー向けに提供していく予定。
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セゾンテクノロジー=https://www.saison-technology.com/