NECパーソナルコンピュータ（NECPC）は10月28日、LAVIEブランドの新製品として、ノートPC「LAVIE SOL」「LAVIE N13 Slim」と、Androidタブレット「LAVIE Tab T11N」を発表した。いずれも10月30日以降、店頭とNEC Directで順次販売を開始する。価格はすべてオープン。

　LAVIE SOLは、Z世代のリアルな声に応えて進化した新商品。ノイズレスなデザインやタッチパネル、長時間駆動バッテリーなど、日常生活に寄り添う“相棒”としての使いやすさを継承しながら、AI時代の学びと創造を支える機能を新たに搭載した。

　上位モデルには、最新のインテル Core Ultraプロセッサー（シリーズ2）を採用し、性能を向上を図りながら、省電力を両立。バッテリー駆動時間は、動画再生時で約17.7時間、アイドル時で約34.3時間（JEITA 3.0バッテリー駆動時間測定法）と従来比で約1.5倍と大幅に向上している。プロセッサー由来の省電力化に加え、利用状況に合わせたAIを活用した電力消費低減の取り組みによって、駆動時間を延ばしている。また、充電時に上限を制限することでかかる負荷を軽減することで、バッテリーの劣化を抑え、長く使うことができる。

　AI処理に最適化されたNPUを内蔵しており、Copilot＋ PCに対応、ユーザーの操作履歴や作業内容を呼び出せる「リコール」機能や、生成AIアプリのローカル処理にも対応可能。キーボードには「Copilotキー」と「LAVIE AI Plusキー」を搭載し、ワンタッチでAIアシストを起動できる。また、「LAVIE AI Plus Hint」を搭載。AIがユーザーの使い方にあわせたヒントを表示し、LAVIEに搭載されたさまざまな機能を紹介することで、最大限活用できるようユーザーをサポートする。さらに、離席・復帰を感知して自動ロック／解除を行うスマートセンシング機能によって、日常の操作性とセキュリティーを両立する。

　Wi-Fi 7対応による高速通信、Windows Hello顔認証対応IRカメラ、軽量ボディなどを備え、キャンパスやカフェ、自宅とどこでも快適に使えるモバイル性能を実現している。

　LAVIE N13 Slimは、約1175gの軽量アルミボディと約15mmの薄型設計を両立し、MIL規格準拠の堅牢性を備えたモバイルノートPC。これまで若年層を中心に、デザイン性と高いパフォーマンスのバランスで好評を得てきたシリーズで、新モデルではエントリーモデルからSSD 512GBに強化。動画や写真、学習データなどを余裕をもって保存できるようになった。バックライト付きキーボードには「Copilotキー」と「LAVIE AI Plusキー」を搭載し、ワンタッチでAIアシストを起動可能。また、新モデルでは「LAVIE AI Plus Hint」を搭載している。

　Ryzen 7000シリーズ プロセッサーとロングバッテリー設計によって、オンライン授業やモバイルワークでも快適に活用できる。13.3型ワイドLED IPS液晶は、高精細なWUXGA：1920×1200と、眼に優しいノングレア液晶を採用。洗練されたライトシルバー／ポーラーブルーの2色展開で、幅広いシーンに調和するモバイルノートPCに進化している。

　LAVIE Tab T11Nは、MediaTek Dimensity 6300を搭載した11型のAndroidタブレット。高精細2560×1600ドットの90Hzディスプレイと8GBメモリーによって、動画視聴から学習、ビジネスまで幅広い用途で快適に動作する。

　最大の特徴は、標準で付属する低レイテンシの「デジタルペンB」。従来比約40％の遅延低減によって、紙に書くような自然な描き心地を実現した。ノートや資料への書き込み、アイデアスケッチなどをスムーズに行えるほか、Googleの「かこって検索」や手書きノートアプリ「Nebo」「My Script Calculator 2」にも対応。学び・創造・調べる作業をシームレスにつなげることができる。

　約485gの軽量設計と薄さ約7mmの薄型ボディによって、どこへでも気軽に持ち運べ、毎日の生活に自然に溶け込む2色のカラーバリエーションをラインアップしている。従来のタブレットユーザーが抱く「書く作業の物足りなさ」「クリエイティブ用途への不足」を解消し、より多くの人に“ペンで使うタブレット”の価値を提案する。