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サイボウズが主要製品にAI機能を追加 グループウェアにも展開へ
2025/10/30 16:00
週刊BCN 2025年11月03日vol.2081掲載
サイボウズは10月27、28日、千葉・幕張メッセで年次イベント「Cybozu Days 2025」を開催し、AI機能の拡張など製品のアップデートを発表した。ノーコードツール「kintone」のほか、グループウェアの「サイボウズOffice」「Garoon」にもAI機能を加え、サイボウズ製品を通じたAI利用を加速する構えだ。
kintoneでは「レコード一覧分析」と「アプリ設定レビュー」の2機能を設けた。前者はkintone内のチャットで質問・指示することで、AIがレコード一覧の情報を分析し、回答を生成する。10月12日に提供を開始している。イベントでは、営業の活動記録をまとめるアプリケーションから、主な案件の動向や商談の進行状況などを要約するデモンストレーションが披露された。後者は社内ルールに沿ってアプリが設定されているかをAIがレビューする機能で、年末・年始ごろに実装される見通しだ。
サイボウズOfficeとGaroonについては、いずれも「要約」「校正」「ヘルプ」の3機能が追加される。Garoonは11月、サイボウズOfficeは26年1月に予定する。
イベントではこのほか、kintoneのエンタープライズ向け戦略についても紹介された。ワイドコースの新機能として、「外部システムのアプリ化」「性能ダッシュボード」「性能カスタマイズ」の三つを追加する方針だ。外部データベースを用いて、kintoneにデータを保存することなくアプリを開発したり、アプリやシステム全体の稼働状況を詳細に把握したりできるほか、アプリの用途に応じて、処理方法のカスタマイズが可能になるとする。
サイボウズでは、自社の基本機能以外の部分でのAI活用についてはパートナーの果たす役割が大きいとし、顧客の業務やニーズに応じた支援に期待する。また、サイボウズ製品を通じて初めてAIに触れるユーザーも多いとみており、利用拡大にはパートナーの後押しが不可欠と見込む。
(藤岡 堯)
サイボウズは10月27、28日、千葉・幕張メッセで年次イベント「Cybozu Days 2025」を開催し、AI機能の拡張など製品のアップデートを発表した。ノーコードツール「kintone」のほか、グループウェアの「サイボウズOffice」「Garoon」にもAI機能を加え、サイボウズ製品を通じたAI利用を加速する構えだ。
kintoneでは「レコード一覧分析」と「アプリ設定レビュー」の2機能を設けた。前者はkintone内のチャットで質問・指示することで、AIがレコード一覧の情報を分析し、回答を生成する。10月12日に提供を開始している。イベントでは、営業の活動記録をまとめるアプリケーションから、主な案件の動向や商談の進行状況などを要約するデモンストレーションが披露された。後者は社内ルールに沿ってアプリが設定されているかをAIがレビューする機能で、年末・年始ごろに実装される見通しだ。
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