ネットワールドは10月29日、米Oktaとディストリビューター契約を締結し、アイデンティティ管理サービスのリーディングカンパニーであるOkta製品の国内販売を開始すると発表した。

　クラウドサービスとオンプレミスの社内システムの混在、従業員の働く場所や雇用形態の多様化が一般化するなか、ゼロトラストを前提としたセキュリティー対策、DXの推進、AIエージェントの安全な利活用が求められている。こうした現代では、「誰が」「何に」アクセスしているかを正確に把握し、安全に制御することが、あらゆる企業や組織の信頼の基盤となっている。アイデンティティは、その根幹ともいえる重要な資産となっている。

　Oktaは、企業や組織内の従業員アイデンティティやBtoB、BtoCのアイデンティティ、さらに人間以外のアプリケーションやサービスアカウント、AIエージェント、自動化プロセスなどの非人間アイデンティティ（NHI）を対象に、これらを安全かつ包括的に管理するソリューションを提供している。これによって、人とシステム、そしてAIエージェントを含むあらゆるテクノロジーが、より安全に、シームレスにつながるアイデンティティ管理の基盤を実現する。

　今回、新たにOktaのディストリビューターとなったネットワールドは、さまざまな技術支援や日本語によるサポートなどを通じて、Oktaの各種ソリューションを国内市場に展開する。対象には、組織や従業員向けの「Okta Platform」、アプリケーション開発者向けの「Auth0 Platform」、そしてAIエージェントや自動化システムなど、人以外のテクノロジーが安全に認証・連携できるようにする最新のアイデンティティ管理機能が含まれる。

　ネットワールドは、業種や規模、地域を問わず、幅広い顧客への導入や展開を促進し、国内企業のセキュリティー強化とDXやAIエージェント活用の推進を支援していく。