米Intel(インテル)日本法人とダイワボウ情報システム(DIS)などは11月11日、埼玉県戸田市立戸田中学校で生徒の探求的な学びを支援するための「STEAM CAMPUS」の開設セレモニーを行った。同校に実証研究としてハイスペックPCといった先端機器のほか教職員向けの研修プログラムを無償提供し、ハードとソフトの両面で環境を整える。知見を蓄積した後、全国に展開してビジネスにつなげようと構想している。
(左から)戸田市教育委員会の戸ヶ崎勤・教育長、
インテル日本法人の大野誠社長、DISの松本裕之社長
中核となる「Core Lab」には、動画の編集・作成ツールや動画撮影・配信環境の機材などを設置。科学や音楽向けの教室には、 気象などのデータを自動で記録できるデータロガーや3Dプリンターを導入するなどしている。
これまでに同市の別の小・中学校などに開設していた「STEAM Lab」を、学校全体で展開できるようにより拡充させて提供しているという。研修は、教材や教職員向けのガイドをそろえた「Intel Skills for Innovation」フレームワークをベースに、DISがローカライズして実施する。
インテル日本法人の大野誠社長は「環境整備だけでなく中身でも協力することが大事で、グローバル展開している教材プラットフォームを提供させていただく」と述べ、DISの松本裕之社長は「製品を納入するだけでなく、その後の先生のサポートにも全力を尽くしていく」と表明した。戸田市教育委員会の戸ヶ崎勤・教育長は「GIGA(スクール構想で普及した)端末のスペックではできることの限界が見えつつある」と指摘。今回の取り組みに「最先端の学びができ、生徒がわくわくする空間へと学校を生まれ変わらせたい」と期待を込めた。
(下澤 悠)