米Qualtrics(クアルトリクス)日本法人は11月10日、従業員体験(EX)の向上を図る新たなAIソリューションの日本語版の提供開始を発表した。熊代悟・カントリーマネージャーは、「AIを活用することで、上長が従業員体験の向上とコア業務を両立できるよう支援する」と述べた。また、パートナー戦略を強化する方針を打ち出した。
熊代 悟
カントリーマネージャー
新ソリューションは、従業員体験の管理基盤「XM for Employee Experience」向けのAI機能。従来のエンゲージメントサーベイで課題とされてきた「フィードバックがアクションに結びつかない」という問題を解消することを目指す。
「Qualtrics Assist」は、AIを活用したダッシュボードアシスタント。自然言語による問いかけに対し、アンケートやサーベイで収集した従業員のフィードバックの分析結果を元に、具体的な対策やアクションを提案する。これにより、管理職がダッシュボードの分析に費やす時間を短縮し、データ活用を促進する。
分析に時間のかかる自由記述式のフィードバックについても、AIを用いたコメント要約機能で、匿名性を保ったままパターンや傾向を特定することができる。自由記述式で見られるあいまいな回答への対策としては、対話型フィードバック機能を搭載。Qualtrics AIが不完全な回答を検出すると、回答者に詳しい情報を提供するよう会話で促す。
同社は、日本市場をグローバルにおいて極めて戦略的な市場と位置づけており、熊代カントリーマネージャーは、事業拡大に向けてパートナー体制の強化を進める方針を示した。パートナー専門チームを構成し、既存パートナーとの連携強化を進めており、今後は新規パートナーの獲得活動に注力するという。(南雲亮平)