イスラエルCato Networks(ケイトネットワークス)はこのほど、AIセキュリティーソリューションを提供するイスラエルAim Security(エイムセキュリティー)を買収した。当面はエイムセキュリティー製品を単独で提供し、2026年初頭にはSASE(Secure Access Service Edge)基盤に統合する予定だ。週刊BCNの取材に応じたシュロモ・クレイマー・CEOは「AIに対する新しい脅威に対応する」と意気込み、顧客のAI活用を包括的に保護するとした。
シュロモ・クレイマー CEO
エイムセキュリティーは従業員が利用するAIアプリケーションやAIエージェントの挙動の監視ができるソリューションを提供する。AIに対する通信の保護や統合的なポリシーの管理、企業が把握していない生成AIの検出などが可能だ。クレイマーCEOは「歴史的に見てAIによる変革は深く、大きく、速い。これを安全に進めるために、エイムセキュリティーはAIの保護に特化したソリューションを有している」と説明する。
金子春信 Field CTO APJ
さまざまなアプリと連携して動作するAIエージェントを安全に利用する上で、金子春信・Field CTO APJは「分散したワークロードを一元的に管理し、アクセス権限が最小限となるようにネットワークを制御した上で、セキュリティーも担保する。万が一脅威が検出された際も、単一基盤上で効率的に対処できる点が当社の強み」と語り、SASE基盤の優位性が発揮できるとする。自社の基盤にエイムセキュリティーのソリューションを統合することで、AIを対象とした攻撃を迅速に検知し、対応可能になる。
SASE基盤のビジネスの近況も説明した。近年はSASE基盤のセキュリティー部分だけを利用する顧客が減少しており、ネットワークまで含めた提供が好調だと紹介した。
(大畑直悠)