セゾンテクノロジーは12月10日、Workthyの金融機関向け国税庁認定クラウドサービス「NISAクラウドサービス」で税務署・金融機関とのファイル連携に、「HULFT10 for Container Services」が採用されたことを発表した。2026年1月から金融機関によるNISAクラウドに対するNISA口座の買付(簿価)残高の提供が開始され、今後、約870万の新NISA簿価残高情報の安全なやり取りを、HULFT10 for Container Servicesが担う見込み。
ファイル連携にHULFTを検討するなかで、Amazon Web Services上のコンテナオーケストレーションサービスで稼働可能なHULFT10 for Container Servicesに着目。自社のクラウドサービスや開発環境とも親和性が高く、NISAクラウドサービスのデータ保管先として利用を想定していたオブジェクトストレージAmazon S3へ直接ファイルを連携することができる点も評価し、HULFT10 for Container Servicesの導入を決定した。
HULFT10 for Container Servicesを採用した理由について、Workthyは「金融機関での豊富な稼働実績と、HULFT利用企業からの信頼性」「テンプレートによってわずか20分でファイル連携の環境構築、フルマネージドのように利用が可能」「コンテナオーケストレーションの利便性とオブジェクトストレージとの容易なファイル連携」などを挙げている。
26年1月から金融機関による国税庁への買付(簿価)残高の提供に向け、現在は金融機関で同社が提供するNISAクラウドサービスとの連動テストが順次行われており、年1回のデータ提出と毎月の口座残高変更情報など、年間を通してHULFT10 for Container Servicesを経由したファイル連携が行われる予定。
Workthyでは、HULFT10 for Container Servicesの利用にあたり、起動タイプとしてサーバーレスでコンテナを実行できるFargateを選択することで、フルマネージドサービスのように利用できることも高く評価。また、HULFT自体が安定稼働しており、金融機関からも信頼が得られているHULFTを使うことで、本来調整が必要なファイル連携を行うシステム間の調整もスムーズで、SFTPプロトコルの利用に比べてサービス実装までのスピードが速い点もメリットであるとしている。
セゾンテクノロジーは12月10日、Workthyの金融機関向け国税庁認定クラウドサービス「NISAクラウドサービス」で税務署・金融機関とのファイル連携に、「HULFT10 for Container Services」が採用されたことを発表した。2026年1月から金融機関によるNISAクラウドに対するNISA口座の買付(簿価)残高の提供が開始され、今後、約870万の新NISA簿価残高情報の安全なやり取りを、HULFT10 for Container Servicesが担う見込み。