PTCジャパンは2月27日、記者説明会を開き、AIを活用した製造業支援の戦略を説明し、PLM(製品ライフサイクル管理)製品などに蓄積されたデータの活用を推進する方針を示した。今後の拡販にはパートナーとの連携を重視する構えで、ソフトウェアも含む製品データ管理の支援で連携する構えだ。
製品戦略ではCAD「Creo」やソフトウェア開発・管理を支援する「Codebeamer」といった製品とPLM製品「Windchill」の連携性を高め、製品に関するデータを包括的に管理できるようにする。また、顧客サポートなど、製品設計以外の部門でも製品データを活用できるようにする支援に力を入れる。
米PTC
ニール・バルア CEO
保守・メンテナンスサービスを管理する「ServiceMax」では、フィールドエンジニアに製品データを共有するAIエージェントを搭載し、現場での業務効率化を可能にするとした。来日した米PTC(ピーティーシー)のニール・バルア・CEOは「インテリジェントライフサイクル管理の推進で顧客に優位性をもたらす」と話した。
ビジネスの近況も説明した。国内企業の動向では、自動車業界などでソフトウェア開発の重要性が高まっているため、Codebeamerへの引き合いが増加しているとした。
今後のパートナー戦略について日本法人の神谷知信社長は「アプリケーション間の連携の部分ではAIによる補助が期待できる一方で、顧客ごとの標準機能のカスタマイズの部分などで、パートナーの役割は引き続き重要だ」と話した。Codebeamerに関しては、「パートナーの育成に力を入れている」と説明。「自動車に限らず医療機器メーカーなどかなり広い業界の顧客にとって重要な製品であり、当社だけではカバーしきれない」と訴えた。
(大畑直悠)