スタディストは3月3日、マニュアル共有SaaS「Teachme Biz」のサービスを拡張して「Teachmeシリーズ」を展開すると発表した。マニュアルに限らずに業務プロセスの標準化やスキルアップを手掛け、オペレーション効率化を支援する。第1弾として三つのプロダクトを3月から提供し、順次拡充する方針だ。
同社の顧客は2012年以来提供してきたTeachme Bizを主軸にグローバルで約2300社だが、Teachmeシリーズへの刷新によって30年2月期までに3200社への拡大を目指す。シリーズ全体の共通アカウントを発行し、サービス間のデータを連携できるようにする。
同日発表したのは業務プロセスを可視化する「Teachme Process」、学習提案など自律的なスキル取得に向けた「Teachme MySkill」、多言語のリアルタイム翻訳や日報、チャット機能の「Teachme Communication」。26年夏頃には暗黙知を蓄積、共有する「Teachme Knowledge」もリリースする。
企業が生産性向上を目指し、改善や価値強化を継続できる状態を「リーンオペレーション」と定義。これを組織内で定着させるための九つの段階に当てはめた製品を展開する。
基軸となるTeachme Bizでは、これまでオプションだったAI機能を標準搭載する。業務マニュアル動画を自動編集したり、多言語翻訳したりできる。旧料金体系でオプションなどを含めて13万4800円相当の機能を8万9800円の「Entryプラン」として見直し、提供を始めている。
鈴木悟史 CEO
鈴木悟史・CEOは記者会見でAI機能によってマニュアル動画作成が1時間42分から7分に短縮できた事例を紹介。AI機能は500社近くに導入しており、新シリーズでも中核に据える方針を示した。
(春菜孝明)