パナソニックコネクトは3月16日、ノートPC「レッツノート」シリーズの新製品として12.4型の「SC7」と14.0型の「FC7」を発表した。4月中旬に販売開始する。いずれも米Intel(インテル)の最新CPU「Core Ultra シリーズ3」を搭載し、同シリーズで初めて、米Microsoft(マイクロソフト)の「Copilot+ PC」として認定される機種となる。秋には13.3型の「NC7」もラインアップに加える予定だ。
レッツノートの12.4型新モデル「SC7」
従来機種の「SC6」とSC7を比較すると、AI処理を担うNPUの処理速度が3.8倍に向上。バッテリー駆動時の動画再生時間は約17.7時間と、従来比で約1.4倍となった。堅牢性については、米国防総省のMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した耐衝撃・耐振動試験や、使用状況を想定した落下試験をクリア。重量は最も軽いSC7が約919グラムからとなる。
導入や運用の負担を軽減するため、内部ハードウェアやBIOSなどの仕様について、SC7とFC7の間での互換性を確保した。12.4型と14.0型というサイズの異なるレッツノートを同時に導入する場合でも、マスター作成やアプリケーションの評価検証は1機種分で済むため、それらの工数を53%削減できるとした。運用マニュアルの整備やアップデート対応などの運用・管理工数も、約33%削減可能だという。
4月下旬には、導入から運用・保守までを支援するIT管理ツール「Panasonic PC Control Suite」のサポート機能として「Panasonic PC Navigator」をリリースする。BIOS設定やドライバーの配信など、実行したい作業を選ぶだけで関連ツールへアクセスできるほか、生成AIによる質疑応答機能も搭載する。
山本清高 マネージングダイレクター
製品発表会でモバイルソリューションズ事業部の山本清高・マネージングダイレクターは「AIが日常業務に浸透するほどその停止は機会損失になる」と指摘。PCがAI処理基盤となる将来を見据え、レッツノートの互換性や堅牢性といった強みで「ビジネスをよりレジリエントで創造的に変えていく」と意欲を示した。
また、PCを構成する一部の部材で価格が高騰している現状について、同事業部国内営業総括部の重野敬人・ダイレクターは、メモリーの市場価格に応じて販売価格を変えることで対応する方針を示した。納期遅れの懸念には「現時点でそこまで切迫していない」と説明。Windows 11へのリプレース需要後の反動減に対しては、互換性を武器に、既存顧客が導入する機種の幅を広げることで対応するという。
(南雲亮平)