米PagerDuty(ページャーデューティー)日本法人は4月16日、記者発表会を開催し、日本市場の現状や今後の戦略について説明した。SIパートナーとのエコシステム拡大をはじめとした成長戦略を通じて、インシデント管理領域におけるポジション確立を目指す。
日本市場でのビジネスは堅調に推移しており、2023年度から26年度までの売上高の年間平均成長率は200%を超えるという。成長の理由として、顧客に示せる事例数の多さや、同社従業員による直接のサポート、強固なパートナーエコシステムなどを挙げた。
今後の成長戦略として、「SIパートナーとの共創エコシステム」「エンタープライズ企業のさらなる攻略」「日本主体の製品ローカライゼーション」の三つの軸を掲げる。
SIパートナーとの共創においては、リセールだけでなく、パートナーが持つマネージドサービスにPagerDutyを組み込んで提供するMSPモデルとの両輪で、エコシステムのさらなる拡大を推進する考えだ。
エンタープライズ企業の攻略については、部署単位など企業の一部での導入から、全社基盤として活用を広げるためのサポートに注力する。
これまで、ユーザーマニュアルの日本語対応や、日本語による技術サポート対応などに対応しており、引き続きローカライゼーションに重点を置く。4月中には、新たに「Operations Console」やAIエージェント「SREエージェント」の日本語化が完了する見込み。
山根伸行社長
山根伸行社長は「三つの成長のエンジンを通じて、単なる障害対応ツールではなく、AIを活用したシステム運用管理の次世代の運用プラットフォームとしてポジショニングを上げていきたい」と力を込めた。(大向琴音)