ビズリーチは4月15日、記者説明会を開き、AIがキャリア採用者の入社後の立ち上がりを支援する新サービス「Onboard AI」をリリースすると発表した。独自の育成フレームワークに基づき、AIがパーソナライズされた学習体験を提供し、入社者の即戦力化と組織のパフォーマンス向上を実現するとしている。
同社によれば、近年一般的になっているキャリア採用だが、企業にとってバックグラウンドの異なる入社者一人一人に合わせて育成を行うことは容易ではない。企業への調査では、即戦力として期待していた人材の立ち上がりが遅延したり、早期離職に至ったりするケースが散見された。企業成長のためには採用だけではなく、入社後のオンボーディングを支援する仕組みの設計も不可欠だとして、新サービスの提供意義を強調した。
今回のサービスでは、社員の立ち上がり支援において負荷の大きい管理職などマネージャーの負担を軽減する。具体的には、営業職向けの資料や研修資料をアップロードすると、生成AIが知識の習得を確認するクイズやロールプレイングをメンバーのスキルに合わせて自動で生成する。AIアバターを顧客役にして商談の練習ができ、マネージャーや先輩社員の同席がなくても客観的なフィードバックを受けられる。学習状況管理もAIが行い、メンバーは自律的に次のアクションを決められる。オンボーディングのサーベイ機能なども今後追加する予定だ。
茂野明彦・事業責任者
茂野明彦・Onboard AI事業責任者は「オンボーディングの大部分をAIに任せることができる。その上でマネージャーは一部の個別支援だけ入ればいいという仕組みをつくれるので、数十人をマネジメントすることが非現実的ではなくなる」と話した。
Onboard AIは単体のプロダクトとして提供する。将来的には他サービスとの連携も見据える。支援の対象は営業職のほか、バックオフィス業務などの社員を想定しているという。(下澤 悠)