HENNGEは4月16日、クラウドセキュリティーサービス「HENNGE One」のID連携サービスとして、認証済みユーザーの端末のみが必要なリソースへ接続できるメッシュ型ネットワーク環境を構築する「HENNGE Mesh Network」の提供を、10月以降開始すると発表した。
HENNGE Mesh Networkは、ランサムウェアなどの攻撃経路となりやすいVPNゲートウェイなどの機器を廃止し、デバイスを含むエンドポイント間でメッシュ状の通信を確立するネットワークを構築する。ソフトウェア上で通信範囲を細かく分割する「マイクロセグメンテーション」に対応し、ユーザーIDやグループ単位でアクセス権を限定することで、アタックサーフェスを最小限に抑えることを目指す。
あわせて、シングルサインオン非対応のシステムやSaaSの認証情報を統合管理できる「HENNGE Password Manager」や、自社ドメインを悪用したなりすましメールを検出・対策する新サービス「HENNGE Domain Protection」も10月以降に提供する予定だ。
今泉 健 執行役員
今泉健・執行役員は新サービスと、2月に発表したEDR(Endpoint Detection and Response)・EPP(Endpoint Protection Platform)をフルマネージドで提供する「HENNGE Endpoint & Managed Security」と組み合わせることで、「当社のソリューションのみでID、デバイス、ネットワークを防御できるようになる」と、カバー範囲が広がることを強調した。
セキュリティー製品の拡充を進める同社が目指すのは「ゼロトラストの民主化」だ。今泉執行役員は、「これまでゼロトラストを実現するには複数のサービスを導入する必要があり、管理が分断されていた」ため、運用の煩雑さやコストがハードルになると指摘。こうした現状に対し、運用や管理を一元化することで、「企業規模を問わず導入しやすい環境を整えたい」とした。
(南雲亮平)