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富士通、フィジカルAIの「OS」を公開へ デバイスと周辺環境を統合的に制御
2026/04/30 16:00
週刊BCN 2026年05月04日vol.2103掲載
富士通は2026年度内に、フィジカルAIの制御基盤となる「Fujitsu Kozuchi Physical OS」を公開する。ロボットに代表されるエッジ側デバイスのデータと、デバイスが存在する周辺環境のデータをOS上で統合的に分析・活用し、環境内で複数のデバイスを協調的に運用できる。30年度をめどに機能を段階的に磨き、フィジカルAIの社会実装の推進と、実ビジネスへの展開を目指す。
OSは「行動知能」と「空間知能」の二つの知能を核に構成される。行動知能はデバイス側のAI機能を担い、分散メモリーや強化学習といった技術要素を用いて、過去の経験行動や人の模倣を基にデバイスのタスクへの適応力を向上する。空間知能は、環境側の情報をデバイスに提供する機能群となる。環境内のカメラやセンサーから得られる情報を通じて、その場で起きていることを空間全体で把握し、起こり得る行動を推定して未来の状態を予測。空間内で人と複数のロボット・デバイスが協調・共存して動ける世界を実現する。ITとの連携も特徴となる。
4月23日の説明会で、富士通研究所の鈴木源太・フィジカルAI研究所長は「業務の多様性、ロボットの多様性、環境の違いを吸収するプラットフォームシステムとして働く」と強調した。26年度にはSDKを公開予定で、有償とするかは検討している。
説明会の会場では、研究の一部が紹介された。特殊なセンサーを使うことなく、AIが状態を推定できる機能のデモンストレーションでは、荷物を乗せた四足歩行ロボットが自身の関節の角度や加速度を認識し、路面状況に適応して荷物を落とさずに移動する様子が披露された。こういった中核技術については、米カーネギーメロン大学と立ち上げた共同研究センターを通じて、研究開発を加速させる方針だ。
(藤岡 堯)
富士通は2026年度内に、フィジカルAIの制御基盤となる「Fujitsu Kozuchi Physical OS」を公開する。ロボットに代表されるエッジ側デバイスのデータと、デバイスが存在する周辺環境のデータをOS上で統合的に分析・活用し、環境内で複数のデバイスを協調的に運用できる。30年度をめどに機能を段階的に磨き、フィジカルAIの社会実装の推進と、実ビジネスへの展開を目指す。
OSは「行動知能」と「空間知能」の二つの知能を核に構成される。行動知能はデバイス側のAI機能を担い、分散メモリーや強化学習といった技術要素を用いて、過去の経験行動や人の模倣を基にデバイスのタスクへの適応力を向上する。空間知能は、環境側の情報をデバイスに提供する機能群となる。環境内のカメラやセンサーから得られる情報を通じて、その場で起きていることを空間全体で把握し、起こり得る行動を推定して未来の状態を予測。空間内で人と複数のロボット・デバイスが協調・共存して動ける世界を実現する。ITとの連携も特徴となる。
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