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日立システムズ、森林のネイチャーポジティブに向けた実証実験結果を公表
2026/05/29 15:46
日立システムズは5月28日、群馬県森林組合連合会の協力のもと、群馬県に所在する約50haの森林を対象に行った、企業のネイチャーポジティブに向けた活動を支援するための実証実験の結果を公表した。
今回の実証実験では、日立システムズがもつ森林解析技術および森林改善などの森林関連のドメインナレッジと、サンリット・シードリングスがもつ生物多様性分析技術(環境DNA分析、GIS解析、野外調査)を組み合わせ、水源涵養(かんよう)機能・炭素蓄積量・生物多様性の観点で森林の現状評価を行った。また、環境省が2025年5月に公表した「自然資本の経済的価値評価の活用可能性について」に示されている評価式を活用し、民間企業として国内初となる評価対象地の具体的な貯留量を用いての水源涵養機能に関する経済価値を算出した。
具体的には、対象森林の水源涵養機能を維持することで、渇水、洪水、土砂流出を防止し、ダムの減価償却費と年間の維持費の代替として総面積約50haあたり、年間約4900万円の便益が生まれると計算。また、「適地適木」の考え方による森林整備を行った場合、向上が見込まれる水源涵養量をシミュレーションした結果、年間約6000万円までの便益向上が期待できることがわかった。この評価データは、群馬県森林組合連合会がこれまでの森林整備・管理の成果を対外的に発信するために活用されるとともに、今後の継続的な森林整備・管理計画の策定および実施にも役立てられることが期待される。
日立システムズでは今回の実証実験の結果を基に、ネイチャーポジティブに向け、企業活動と深く関わる森林の価値を定量的に可視化し、科学的根拠に基づく森林整備施策の策定・実行を伴走型で支援することで、企業の事業継続性(ビジネスレジリエンス)や企業価値の向上を図るとともに、社会や地域に貢献することを目指す。
そして、顧客との協創を通じて、環境省の掲げる「30by30目標」などさまざまな環境対策アクションに寄与するなど、ネイチャーポジティブへの取り組みを通じて、プラネタリーバウンダリーを超えないよう地球の環境を守りながら、ウェルビーイングが保たれた、持続可能な社会の実現に取り組んでいく。
日立システムズは5月28日、群馬県森林組合連合会の協力のもと、群馬県に所在する約50haの森林を対象に行った、企業のネイチャーポジティブに向けた活動を支援するための実証実験の結果を公表した。
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