OPSWAT JAPANは6月17日、ファイル経由のサイバー脅威を多層的に検知、分析する「MetaDefender Aether」と未知の脅威を予測する「Predictive Alin AI」を発表した。AIを活用することで、高速で大量なサイバー攻撃への対応を支援する。
MetaDefender Aetherはエミュレーションタイプのサンドボックスに脅威インテリジェンスを統合し、有害なファイル情報について▽既知情報との照合▽侵害痕跡(IOC)の発見などの動的解析▽機械学習によるスコアリング▽AIによる脅威分類―を実行する。従来より高速な解析を実現する。
Predictive Alin AIはファイルを分解して、攻撃に使われる可能性のある要素がないか構造を解析するとともに、大規模言語モデル(LLM)を使い、未知の脅威を予測する。いずれも「MetaDefender Core」上で動作するほか、Predictive Alin AIは独自運用も可能。
米OPSWAT
ベニー・ザーニーCEO
米OPSWAT(オプスワット)創業者のベニー・ザーニーCEOは、Predictive Alin AIの性能として、ほかのウイルス対策ソフトでは2日目以降に見つかったマルウェアを即日検出したというテスト結果を示し、脅威の「ゼロデイ検知」に自信を見せた。
同社の事業はファイル無害化製品「Deep CDR」をはじめとするITセキュリティーとOTセキュリティーの2本柱。日本市場では他社製品への機能提供や、パートナー経由の拡販を進めている。OPSWAT JAPANの高松篤史・カントリーマネージャーによると、公共事業者や金融、製造、社会インフラ(電力、ガス、運輸)の各分野で採用が進んでいるという。
(春菜孝明)