パナソニックコネクトは7月22日、医療機関・薬局向け「顔認証付きカードリーダー」の新モデルを発表した。これまで顔認証付きカードリーダーとセットで導入が必須だった、資格確認端末を内蔵して一体化したほか、スマートフォンのマイナンバーカードの読み取り機能の搭載といった強化を図った。価格は37万9500円(税込)で、8月24日から発売する。
新モデルの顔認証付きカードリーダー
現行の顔認証付きカードリーダーでは、読み取った資格情報を確認するために資格確認端末となる専用PCを用意し、接続する必要があったが、医療機関の受付スペースを圧迫するといった課題があった。新モデルでは資格確認端末を内蔵し、機器1台で設置が完結するため、設置自由度の向上と受付スペースの有効活用に貢献するとした。
現在はスマートフォンのマイナンバーカードに対応するために、外付けの汎用カードリーダーが必須だが、新モデルは本体にスマートフォンのマイナンバーカードの読み取り機能を実装し、物理カードと両方の読み取りが1台で可能になった。
スマートフォンのマイナンバーカードの読み取り機能を搭載
また、スピーカーの搭載により音声案内を可能にしたことで、マイナンバーカードの取り忘れがあった際には音声で知らせる、といった対応が可能になった。視覚障害者や車いす利用者などが利用しやすいように手元で操作できる独自開発の専用外付けテンキーを用意する。テンキーは10月の提供を予定しており、価格は1万8700円(税込)。
新モデルの本体の背面には、インジケーターを搭載、正常時は緑、障害検知の際は赤、など色により機器の状態を把握できるようし、エラー発生時の対応をスムーズに行えるようにしたという。
植月浩二
部長
現場ソリューションカンパニーセンシングSBUプロダクトマネジメント1部の植月浩二・部長は「現行機はコンパクトでお客様から好評だった。新モデルでは、開発、デザインに総力をあげ、さまざまな機能を追加した中でも現行機とほぼ同じサイズに仕上げた」と説明した。
同社製品販売サイトで販売するとともに、パートナー経由での提供も予定しているとした。(岩田晃久)