HubSpot Japanは祖業であるマーケティング支援だけでなく、CRMを軸に営業やカスタマーサービスの支援といった領域でもビジネスを伸ばしている。顧客層も中小企業だけではなく、中堅・大企業向けの導入が進んでおり、伊佐裕也・カントリーマネージャーは「事業は成長フェーズにある」と話す。今後の事業拡大を見据え、顧客の既存環境とのデータ連携などを支援するSIerとの協業を推進する構えだ。
伊佐裕也 カントリーマネージャー
同社はCRMをデータ基盤とした統合プラットフォーム「Agentic Customer Platform」上で、マーケティング支援「Marketing Hub」、SFA「Sales Hub」、カスタマーサービス支援「Service Hub」、収益管理「Revenue Hub」など、多様な機能を提供している。AIエージェントを構築する「Agent Hub」も展開しており、各業務に組み込んだAIエージェントの展開のほか、ガバナンスやセキュリティーの確保を支援する。
伊佐カントリーマネージャーは「使いやすさ、導入効果が出る速さ、統合されたデータとツールの展開が当社の優位性だ。3カ月以内に導入効果が出たとする顧客がほとんどで、投資対効果が分かりやすい点が支持されている」とアピールする。
顧客の動向としては複数の製品を組み合わせた利用が増加しており、今後はアップセルを推進する。Agentic Customer Platformで要望に合わせた機能を柔軟に提供できることから、顧客が導入済みの他社製品と組み合わせた販売も推進する。これにはパートナーとの連携が重要になるとみており、伊佐カントリーマネージャーは「これまでマーケティングに強いパートナーが多かったが、今後は営業の支援やAI活用も含めて支援できるSIerとも連携していく」と意気込む。同時に、中堅・大企業向けの拡販でもパートナーを重視し、「SIだけではなくコンサルティングも担ってもらいたい」と訴える。
(大畑直悠)