データ連携を支援するprimeNumberは主力製品であるクラウドETL「TROCCO」で、ウイングアーク1stのデータ分析基盤「Dr.Sum」とのコネクターをリリースした。両社の製品連携は初めて。両社の顧客基盤を生かし、オンプレミスの基幹システムデータを活用したい需要を取り込む。
TROCCOは200以上の接続先に対応したSaaS型のデータ転送ツールで、ノーコード操作で利用できる。オンプレミスのデータソースからも閉域環境のまま転送可能になっている。大容量データの並列処理によってエンタープライズ規模に対応し、2500社以上が利用している。
ウイングアーク1st
新井 明 副本部長
primeNumberは両製品の連携に合わせて「Db2 for iコネクタ」の提供を始めた。これにより「IBM i(旧AS/400)」からのデータ抽出が可能になった。ウイングアーク1stの新井明・事業戦略本部副本部長は、Dr.Sumでは中堅企業を中心に、IBM iやAS/400から基幹データを取り込む需要が大きいと説明。接続先が幅広いTROCCOとの連携は「シナジーは大きい」と強調する。
8000社の導入実績があるDr.SumではMCPサーバーによって、TROCCOで集約した社内データをAIが自然言語で分析できるようになる。さらに、分析結果をリバースETLで業務システムに還元し、現場の業務に生かすサイクルを構築する。
primeNumber
山本健太 CIO
primeNumber執行役員の山本健太・CIOは、TROCCOのユーザーにはDr.Sumと組み合わせた新たなデータ分析を、Dr.SumのユーザーにはTROCCOによるデータ連携先の拡大を提案する考えで、IBM iを利用している新規顧客の獲得にも意欲を示した。幅広い業種をターゲットとし、パートナーには基幹データの集約からAI活用まで一気通貫で提案できる点をアピールする。
(春菜孝明)