提言の策定にあたり、給与支払報告のリアルタイム化(Real Time Information:RTI)や記帳・申告プロセスのデジタル化(Making Tax Digital:MTD)などを先行して進めてきたイギリスで、HMRC(イギリス歳入関税庁)、ソフトウェアベンダー、会計・税務専門家への現地ヒアリングを実施した。この結果を「調査報告書:イギリスにおける税務のデジタル化」として同時に公開した。
調査報告書では、RTIが単なる給与支払報告の頻度変更ではなく、Universal Creditやコロナ禍の雇用維持給付(CJRS)にも活用された所得情報基盤であったこと、MTD for VATとMTD for Income Taxでは業務プロセス変更の大きさと追加費用の違いが改革の受容性を左右したこと、今後義務化が予定されているデジタルインボイスは取引発生源データを標準化する次の段階の改革であることを整理している。