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日本オラクル、「AI探索型」データ基盤を構築 FDE型組織で顧客の課題を製品に反映
2026/10/22 09:00
週刊BCN 2026年10月19日vol.2124掲載
日本オラクルは、AIが自律的に業務を遂行する「基幹系AI」の実現に向け、「AI探索型」データ基盤の構築に取り組んでいる。答えを出したい問いを起点に、AIが多様なシステムのデータを直接探索し、人間の確認を経ながら回答の精度を高めていく仕組みだ。日本オラクル版のFDEと位置付ける「Applied Customer Engineer」(ACE)を通じて顧客の課題に応じた基盤構築を進め、得た知見を米国本社の製品開発にフィードバックしている。
同社は10月6日、イベント「Oracle AI Forum」に合わせて説明会を開いた。説明会では、企業のAI活用が個人の業務効率化に資する「支援系AI」にとどまっている現状を指摘。基幹系AIで組織全体の業務プロセスを変革できれば、財務面に直結する成果を生み出せるとした。
ただ、基幹系AIへの移行には、正しいデータやビジネスコンテキスト、行動規範をAIが参照できる構造が欠かせない。こうしたオントロジー(情報をコンピューターが扱えるかたちにすること)の分野で、顧客の具体的な課題を基に製品を磨くため、国内独自の取り組みとしてACEを展開している。
従来型のデータ基盤は、社内システムからレイクハウスやDWHなどにデータを抽出・統合し、文脈を付与してAIに渡すため、元のシステムとの差分を反映しにくく、限られた範囲でしか問いに答えられない。AI探索型では、テーブル定義やメタデータなどをヒントに、参照すべきデータをAIが仮説として提示し、人が検証・確定したものをオントロジーとして蓄積していく。
井上憲・理事クラウド事業統括・AI事業戦略統括は「顧客に根付くシステムをつくって本社にフィードバックし、顧客の開発コストを中長期に削っていくことがACEのミッションだ」と語った。吉川顕太郎・執行役員クラウド事業統括・AIプラットフォーム統括は、ACEの取り組みについて、日本ではシステムを構築するのがSIerなどのパートナーであるケースが多く、パートナーとの対話が重視されるとした。SIerが自社のソリューションを持っていることから、それらとのインテグレーションも重要になるとの考えを示した。
(藤岡 堯)
日本オラクルは、AIが自律的に業務を遂行する「基幹系AI」の実現に向け、「AI探索型」データ基盤の構築に取り組んでいる。答えを出したい問いを起点に、AIが多様なシステムのデータを直接探索し、人間の確認を経ながら回答の精度を高めていく仕組みだ。日本オラクル版のFDEと位置付ける「Applied Customer Engineer」(ACE)を通じて顧客の課題に応じた基盤構築を進め、得た知見を米国本社の製品開発にフィードバックしている。
同社は10月6日、イベント「Oracle AI Forum」に合わせて説明会を開いた。説明会では、企業のAI活用が個人の業務効率化に資する「支援系AI」にとどまっている現状を指摘。基幹系AIで組織全体の業務プロセスを変革できれば、財務面に直結する成果を生み出せるとした。
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