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NTTと1FINITY、安藤・間、山岳トンネルでの遠隔施工管理を実証 模擬APN環境で高速大容量通信に成功
2026/10/29 09:00
週刊BCN 2026年10月26日vol.2125掲載
NTTと1FINITY、安藤・間の3社は10月19日、施工中の山岳トンネルで行った遠隔施工管理基盤の実証実験の成果について発表し、坑内に構築した光通信ネットワークが粉塵などのある環境でも安定稼働できたとした。将来的な施工・施工管理の遠隔化・自動化を見据え、通信面のボトルネックとなる坑内の「ラストワンマイル」を、工事に合わせて延伸できる有線網で埋める試み。1000キロメートル離れた遠隔拠点とのAPN(オールフォトニクス・ネットワーク)接続環境を模擬的に構築し、大容量データの伝送やひび割れの遠隔確認に成功した。
実験では、坑内に光ファイバーケーブルを1100メートルにわたって敷設し、「切羽」と呼ばれる掘削の最端部から100メートル間隔で光伝送装置6台を配置。光伝送装置をはじめとした機器は防塵・防水性能の等級「IP65」を満たす収容箱に収めて壁面のワイヤーに吊るし、粉塵や湧水、発破の振動に備えた。坑内のネットワークは現場事務所につなぎ、事務所内にAPN接続環境を模擬的に築いた。
光通信区間においてはパケットロスが発生せず、24時間以上の連続稼働でも通信は安定していた。8Kカメラ15台分に相当する映像データを流しながら、約20GBの3次元計測データを坑内から現場事務所まで約1分で伝送することにも成功。無線規格「WiGig」と組み合わせた遠隔検査では、模擬的な遠隔地から、国土交通省などの基準で確認の対象となる幅0.2ミリメートルのひび割れを確認できた。
3社によると、山岳トンネルの現場では人材不足や熟練技術者の高齢化に加え、切羽付近での災害リスクが課題となっており、遠隔から施工を管理できる仕組みが求められている。ただ、遠隔判断には高精細な映像や3次元計測データを安定して送らなければならず、従来の現場ネットワークでは難しかった。
今後は実際のAPN網に接続し、複数の現場とオフィス、データセンターを結ぶ運用トライアルを経て、実運用に向けた検証を段階的に進める。
(藤岡 堯)
NTTと1FINITY、安藤・間の3社は10月19日、施工中の山岳トンネルで行った遠隔施工管理基盤の実証実験の成果について発表し、坑内に構築した光通信ネットワークが粉塵などのある環境でも安定稼働できたとした。将来的な施工・施工管理の遠隔化・自動化を見据え、通信面のボトルネックとなる坑内の「ラストワンマイル」を、工事に合わせて延伸できる有線網で埋める試み。1000キロメートル離れた遠隔拠点とのAPN(オールフォトニクス・ネットワーク)接続環境を模擬的に構築し、大容量データの伝送やひび割れの遠隔確認に成功した。
実験では、坑内に光ファイバーケーブルを1100メートルにわたって敷設し、「切羽」と呼ばれる掘削の最端部から100メートル間隔で光伝送装置6台を配置。光伝送装置をはじめとした機器は防塵・防水性能の等級「IP65」を満たす収容箱に収めて壁面のワイヤーに吊るし、粉塵や湧水、発破の振動に備えた。坑内のネットワークは現場事務所につなぎ、事務所内にAPN接続環境を模擬的に築いた。
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