大遊泳時代

<大遊泳時代>第67回 夢一杯のCATVのVODサービス

2005/05/02 16:18

週刊BCN 2005年05月02日vol.1087掲載

松下電器産業 役員 前川洋一郎

 CS放送やCATVでカラオケ番組が、結構、影のヒットチャンネルと聞いたが、私にとっては、こっそりCATVでカラオケを練習しようにも時間帯が合わないし、練習したい曲にすぐにぶつからない悩みがあった。

 そこで、CATVでVOD(ビデオオンデマンド)サービスを始めたというジュピターテレコム事業開発部の掛水保典氏を訪ね、システムを拝見した。

 CATVは今、テレビ番組(再送信と自主制作含む)、インターネット、ケーブル電話のトリプルプレーで大忙し。しかもVODが実験で結構好評で、この4月より本格スタートしたとのこと。

 POD(プレミアムオンデマンド)は200─500円でコンテンツごとの課金で24時間映画繰り返しOK、MOD(マンスリーオンデマンド)は月額840円でカラオケなど1か月唄い放題、FOD(フリーオンデマンド)はデジタル放送のパックサービスで無料、意外と地元商店街ガイドや我が町行事案内、趣味レッスンのローカルコミュニティものがうけているという。

 聞くと現在のベスト3は、洋画・邦画・アダルトであり、時間帯は、昼間の1人時、夜の9時以降。言ってみれば、レンタルビデオと似ているかもしれない。

 しかし、オンデマンドのアクセス同時集中率は平均4─5%で、充分オペレーション可能範囲とのこと。しかもCS放送並み、いや、それ以上の画質で楽しめる。IPではなくケーブル伝送方式だから、STB(セットトップボックス)付モデムさえつければ、今のままでよいから便利。

 今はカラオケもマイクアダプターをつけなくてはならないが、いずれSTB内蔵、キーコンや音多も開発されるだろう。全1000曲の提供だが、これが数万曲となると、リビングがそのままカラオケボックスとなる。

 ねぇ、ワトソン君、「好きものにVODと言うが、アダルトはピッタリだね」。「いやー、気をつけないと自分だけと思ってたら、子供もVODしますよ」。
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