パラレルスは、SMB(中堅・中小企業)向けにクラウドサービスの提供を図ろうとしている事業者を自社の販社として確保することに力を注いでいる。1年平均で20社の増加を目標に据える。

 同社は、サーバーやアプリケーションなどITシステム管理や仮想化インフラ管理、課金サービスの提供などの自動化が可能なソフトを提供。土居昌博代表取締役は、「当社のソフトを導入したホスティング事業者やサービスプロバイダは業務効率化を図ることができるようになる」とアピールする。しかも、その顧客企業と「販売パートナーとして協業している」という。ネットショップなどの運営企業が、パラレルス製品を導入している事業者からサーバーを借りるなどホスティングを依頼する場合、その運営企業が必然的に課金サービスなどを提供できるためだ。

 同社の自動化ソフトを導入したホスティング事業者やサービスプロバイダは、35・40社に達している。土居代表取締役は、「今後は、クラウドサービスを視野に入れている事業者やベンダーに対して当社製品の導入が進む」と自信をみせる。データセンター(DC)所有のSIerがSMBに対して「パブリック・クラウド」の本格化を図るのであれば、「不特定多数を相手にSaaSサービスなどを提供するため、管理や運用に莫大なコストがかかる。ITシステムやビジネスプロセスを自動化する当社の製品を導入したほうがコストメリットが高い」としている。

 すでにパートナーシップを組んでいるホスティング事業者やサービスプロバイダに対しても、「とくにホスティング事業者に、サーバーをレンタルするだけではないアプリケーションを含めた新しいサービス提供の創造を提案する」ことで、新しいホスティング事業者を販社として開拓していく。加えて、SIerとの新しいパートナーシップによって「1年で20社程度はパートナーが増える」と見込んでいる。(佐相彰彦)