パラダイムシフトの雄になる

加藤孝博 会長兼社長
 幸いなことに、2010年12月期は2ケタ以上の成長を果たすことができた。当社は三つの柱でビジネスを推進している。一つは、クラウドセキュリティプロバイダとの提携によるSaaSの提供で、二つ目は統合管理コンソール「ePolicyOrchestrator」を中核とする統合セキュリティソリューションの提供。そして三つ目がモバイルへの組み込み型のセキュリティである。従来から推進している統合セキュリティの提案では、大型の案件を獲得することができ、ビジネスが拡大している。

 エンタープライズのハイタッチ部隊を強化し、大手金融、通信、官公庁へのアプローチを強化する。営業体制は2010年の夏から強化してきた。2011年には、本格的にフォーカスし、バーチカルに取り組んでいくことで、大型の商談に結びつける。また、統合セキュリティの製品群拡充は、これからも積極的に行っていく。

 また、モバイルセキュリティソリューションは、国内大手キャリアの端末にプリインストールされ、1億台に組み込まれている。10年後には500億もの機器がIPアドレスでつながると予測されている。現在もモバイルは2倍、組み込みは1.5倍と高い成長を遂げている。こうしたなか、セキュリティは組み込み型の「セキュリティオンチップ」の方向に進むだろう。こうしたパラダイムシフトが起きている状況下で、セキュリティの市場をけん引していきたい。2011年は「パラダイムシフトの雄」になる。