想像力の結集で価値創造

近藤史朗 社長 2013年度(14年3月期)まで3年間の「17次中期経営計画」の折り返しとして2012年度は体質改善を断行している。12年度前半は、本社やリコージャパン、リコーアメリカを中心に世界レベルでのリストラに加え、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)を継続的に実施している。
例えば、リコージャパンは、売上高に対する営業利益率が2~3%から10%程度に上昇するほど、経費を圧縮した。その一方で、本業を強化してきた。オフィス向けMFP(デジタル複合機)で世界のマーケットシェア1位を取ることを目標にしているが、中国市場を除く国で獲得することができた。また、MFP周辺のプロジェクターやUCS(ユニファイド・コミュニケーション・システム)などをバリューチェーンでつなぐことが、世界展開のなかでできるようになってきた。
プリンタ・複合機提案だけでは、顧客が製品を買ってくれない。当社は、2011年夏から働き方を変えようと、オフィスをコミュニケーションする場にするようにした。まだ進化の途中だが、「複合的なイノベーション」という言葉を戦略のキーワードにしている。
13年度は17次中計の最終年度になる。そのために、リコーブランドを「imagine. change.」に変え、顧客が知識や想像力を結集し大きな力を発揮してビジネスの変革をもたらすための新しい価値を提供していく。