飛躍

遠藤隆雄 社長 ビッグデータというキーワードが、2012年、IT業界で注目を集めた。当社も、データベース(DB)マシン「Oracle Exadata」など、大量データを取り扱うための製品を展開している。しかし、日本の多くのユーザー企業は、まだ膨大な量のデータをいかにビジネスに活用するかのシナリオを描けていないのが実際のところだ。ユーザー企業は「大量のデータを何かに活用したい」という曖昧なニーズはもっているが、経営改善や事業拡大への使い道は明確になっていないとみられる。
とはいえ、最近はデータの活用事例も増えてきた。当社はそれを踏まえて、この1月下旬に「Oracle Industry Leadership Summit 2013」を開催し、小売や物流、金融といった業界でのデータ活用事例を紹介する。日本企業のリーダーたちに向け、「KKD(勘、経験、度胸)」という従来の経営判断のやり方から脱して、データ分析・活用に踏み切ることの重要性をアピールする。
このところ、地方市場の開拓に取り組むベンダーが増えていると聞いている。しかし、私には地方市場の魅力は理解できない。日本のGDP(国内総生産)が増えないなかにあって、成長を目指す市場となるのは海外だ。そんな状況下で日本企業が求めているのは、地方ではなく、グローバルオペレーションの支援だと捉えている。当社は2013年、データ活用やグローバルオペレーションの案件に注力し、ビジネスを大きく飛躍させたい。