年頭所感

【2014年 年頭所感】 東芝情報機器

2014/01/16 20:40

週刊BCN 2014年01月13日vol.1513掲載

影山岳志 社長
 お客様と社会の「お役に立つ」企業でなければ、たとえ他社との競争に勝ったとしても意味がない。お客様が本当に喜ぶもの、社会に貢献することを追求していくことが、結果的に会社の成長につながると確信している。このような信条のもとに、これまでビジネスを展開してきたわけだが、うれしいことに、2013年は業績が計画を上回るなど、予想以上に伸びた。ユーザー企業の景況感が一変して、IT投資が増加するなど、明るい方向に進んだことが最大の要因だ。ただ、成長を遂げたものの、売上比率の高いハードウェアが円安などの影響で利益を確保できなかったことは課題として残る。

 対策として、オールインワン・クラウドサービス「dynaCloud」の提供に力を入れる。このサービスは、ウイルス・マルウェア対策の「Security」、マルチプラットフォームに対応したモバイル管理サービス「MDM」、営業プロモーションソリューション「PROtalker」を提供することによって導入が進んでいる。ハードウェアの低価格化は落ち着いてきて、これ以上の下落はないと捉えている。ハードウェアで利益が確保できないのであれば、そのハードウェアに価値を加えることで利益を高めていく。

 2014年は、創立60周年、設立30周年の年だ。年の前半は、Windows XPのサポート切れによるクライアント端末のリプレース、消費税改正に伴うシステムのリプレースなど明るい話題が多い。節目にふさわしい年にしていく。
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東芝情報機器=http://www.toshiba-tie.co.jp/