年頭所感

【2014年 年頭所感】 セゾン情報システムズ

2014/01/23 20:40

週刊BCN 2014年01月20日vol.1514掲載

宮野 隆 社長
 2013年度(14年3月期)上期の業績は増収減益という結果だったが、これは想定に織り込み済みだ。利益の減少は、主要顧客の案件を獲得するために利幅をある程度抑える必要があったからだ。その甲斐があって、大口案件を無事に獲得し、将来への成長のベースを築くことができた。理由がわかっているので、通期では増収増益が見込める。下期は、上期と同規模の売上高でありながら、営業利益を約2倍に引き上げて計画達成を目指す。

 13年度が中期計画の最終年度で、来年度から新しい中期計画が始まるという点で、2014年は重要な年になる。2013年を振り返ると、データセンターを移転してクラウドサービスの提供拡大を図る体制を整えた。アプレッソを子会社化して、データ連携ソフト「DataSpider」と当社のミドルウェア「HULFT」を組み合わせたソリューションの強化に力を注いだ。こうした布石を打って成果につなげてきた。このような取り組みを継続して、今後も果敢に挑戦していくつもりだ。また、中国を中心にアジア圏でビジネスを手がけるなど、海外も視野に入れている。

 当社は、金融システム、流通サービスシステム、BPO、HULFTの4事業を柱に据えて、どの事業も成長している。しかも、ユーザー企業に適したソリューションをつくる開発力と、年平均で60~70社の新規顧客を開拓する営業力をもっている。幸い、意欲的な社員が多いので、この優秀な人材を生かしながら成長していく。
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セゾン情報システムズ=http://home.saison.co.jp/