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<中国・ASEANで儲ける――現地でヒットする商材・ダメな商材>第42回 ネット先進企業にも壁あり
2014/08/07 20:29
週刊BCN 2014年08月04日vol.1541掲載
消費財などのプロモーション(販売促進)やリサーチ(市場調査)を手がけるドゥ・ハウスは、「台湾活用型ビジネス」で大きな成果を上げている。ウェブなどを通じてモニター(生活者)を募り、洗剤や化粧品、お菓子などのサンプルを実際に試してもらい、感じたことをドゥ・ハウスを経由してメーカーに還元する。主力サービスの一つの「モラタメ」は、国内では約58万人のモニターが参加し、常時50~60アイテムのリサーチに協力。プロモーションでは使った感想をソーシャルメディアなどに投稿してもらう方法などを採っている。
「台湾活用」で海外進出
ドゥ・ハウスは、業界に先駆けてインターネットを自社のビジネスに採り入れたことでも有名だ。2000年前後のネットベンチャー全盛のときは、プロモーションやリサーチ業の老舗会社であるにもかかわらず、当時の新興ネットベンチャーも舌を巻くほどインターネットの活用に積極的だった。こうした取り組みは国内で大きな成果を上げたが、海外市場の開拓は思惑通りに進んでいなかった。
そこで同社は、2012年、台湾を起点にアジア市場へ進出する「台湾活用型ビジネス」に踏み出す。台湾は商慣習上、日本との相性がアジア市場のなかでも比較的良好とされ、「アジア華人市場圏の入り口」と位置づけられることが多い。だが、モラタメ事業を柱として実際に進出してみると、やはりそこは海外。当初、思い描いていたビジネスの基盤を築くことができず、壁に突き当たった。(つづく)(安藤章司)
消費財などのプロモーション(販売促進)やリサーチ(市場調査)を手がけるドゥ・ハウスは、「台湾活用型ビジネス」で大きな成果を上げている。ウェブなどを通じてモニター(生活者)を募り、洗剤や化粧品、お菓子などのサンプルを実際に試してもらい、感じたことをドゥ・ハウスを経由してメーカーに還元する。主力サービスの一つの「モラタメ」は、国内では約58万人のモニターが参加し、常時50~60アイテムのリサーチに協力。プロモーションでは使った感想をソーシャルメディアなどに投稿してもらう方法などを採っている。
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