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<中国・ASEANで儲ける――現地でヒットする商材・ダメな商材>第48回 沖縄からアジア市場へ進出
2014/09/25 20:29
週刊BCN 2014年09月22日vol.1547掲載
前号では、フィールドシステムの音響通信技術「サウンドコード」が台湾の年越しカウントダウンイベントに採用されたことをレポートした。販売に際しては、台湾の大手半導体メーカー 「VIA Technologies(威盛電子)」の協力を得られたことが大きい。海外で自社商品を売るには、まずは地場の販売パートナーをどう開拓するかがカギを握る。
低コスト・低遅延が高い評価
では、海外の販売パートナーとなり得るベンダーとは、どうすれば出会えるのか──。フィールドシステムが選んだ方法は、沖縄への本社移転だ。同社はもともと1991年に東京都内で創業した会社だが、沖縄県がIT産業育成に意欲的で、アジアの有力ベンダーとのビジネスマッチングにも積極的に取り組んでいることから2012年に本社を移転。その翌年末にVIA Technologiesと組んで台湾での年越しカウントダウンイベントへの納品を成し遂げている。
もちろんサウンドコードそのものの技術的な評価も高く、とりわけ「ポン出し」と呼ばれる動作に高評価を得た。「ポン出し」とはイベントや音楽ライブなどで使われる用語で、“ここ”というタイミングで遅延なく音を出したり、デバイスを動作させることを指す。高価な通信機材を揃える必要はなく、会場全体に音が届くスピーカーさえあれば「ポン出し」が可能な超低遅延通信が可能になるというわけだ。
フィールドシステムは、台湾での成功を踏まえて他のアジア市場での商談も進めるなど、海外ビジネスに意欲的に取り組んでいる。(安藤章司)
前号では、フィールドシステムの音響通信技術「サウンドコード」が台湾の年越しカウントダウンイベントに採用されたことをレポートした。販売に際しては、台湾の大手半導体メーカー 「VIA Technologies(威盛電子)」の協力を得られたことが大きい。海外で自社商品を売るには、まずは地場の販売パートナーをどう開拓するかがカギを握る。
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