年頭所感

変革に向けて一段と加速

2017/01/02 09:00

週刊BCN 2017年01月02日vol.1659掲載

 TISインテックグループは、純粋持ち株体制から事業持ち株体制へと2016年7月に移行し、意思決定のスピードを大幅に早めた。並行して国民健康保険関連システム事業をTISからインテックへ、電力・ガス関連システム事業をインテックからTISへそれぞれ移管するなど、事業会社の強みをより明確にしてきた。17年は、こうした変革を一段と加速させていく年だと位置づけている。

桑野 徹
社長

 いくら多くの「強み」をもっていても、ユーザーが必要とするとき、タイムリーに提供できなければ意味がない。例えば決済サービスやエネルギー、セキュリティなどの強みを生かすべく、体系立ったサービス群にまとめたり、外部の特色ある技術をもつ国内外のベンダーと提携することで、ユーザーが必要なときに、すぐにでも使えるよう万端の準備で臨めるよう努めている。

 スピード感をもって変革に取り組んでいるTISインテックグループの姿勢が評価されるかたちで、国内はもとより、米国やシンガポール、タイ、インドネシアをはじめとする有力ビジネスパートナーとの協業が加速。ユーザー企業にも「特色ある強みをもつSIer」だと認識してもらうことで商談も活性化している。一連の構造改革によって、商談や協業といった案件情報がリアルタイムに経営層にあがり、即断即決のケースも増えている。こうした経営の意思決定の早さを大切にしながら、変革を一段と加速させていく構えだ。
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外部リンク

TIS=http://www.tis.co.jp/